研修生は、ホストファミリーに別れを告げ、帰国前の特別プログラム会場であるブリスベン市内の宿舎Raymont Collegeに集合しました。

２日間に渡る特別プログラムでは、研修生は、留学先の学校生活について、即興でスピーチを行ったり、事前に準備をしてきたスライドをもとに、留学生活で学んだことや「リーダーシップとは何か」についてプレゼンテーションを行ったりしました。また、現地で働く日本人の方から海外での就学や就労経験を聞き、進路やキャリアについての考えを深めることができました。

特別プログラムの終了後、研修生一人一人が現地機関の方々に対して、感謝のスピーチを送りました。この11か月の留学プログラムを通して学んだことや、自分自身に起こった変化について、英語を用いながら自分の言葉として伝える姿に成長が感じられました。そして、クイーンズランド教育省の方から、クイーンズランド教育省の修了証をいただきました。引率に同行した東京都教職員研修センター研修部長からは、現地教育機関への謝辞と、研修生の今後に向けたはなむけの言葉がありました。

クイーンズランド大学のキャンパスツアーでは、現地の大学生からキャンパスライフについて説明を受け、オーストラリアでの大学進学の意義について理解を深めました。現地大学生は、大学ごとに強みとする学術分野があるため、自分の興味・関心及び高校の成績によって、進学先を決めるということでした。オーストラリアでは、高校卒業後は、自分が将来したいことに応じて、インターンシップを行ったり、既に高校で実技の経験があれば、そのまま就職をしたり、必要があれば大学へ進学したりするという進路選択の仕方を聞き、研修生は自分自身の進路について真剣に考えていました。