【南オーストラリア州】
令和6年1月25日(日)に第12期Aコース研修生のうち、オーストラリアの南オーストラリア州アデレードに留学する研修生が出発しました。出発地である羽田空港では、多くの保護者の方々からの温かい見送りを受け、期待を胸に南オーストラリア州アデレードへ出発しました。
南オーストラリア州組はAコース研修生たちの中で、今回唯一シドニー空港での乗継があります。最初にシドニー空港では入国審査が行われます。研修生は緊張した様子を見せながらも、事前に準備してきた学習の成果を発揮し、英語での質疑応答についても問題なく行うことができました。その後、シドニー空港では、国際線のターミナルから国内線のターミナルに空港のバスで移動した後、国内線の飛行機に乗り込みました。
シドニーからアデレードまでは、飛行機の窓からの景色が、砂漠から市街地になっていきました。空港の外に出ると、日本と真逆な気温に、驚くとともにあたり一面が日中と同じくらいの明るさで、「オーストラリアに来た。」ということを研修生は実感していました。アデレード空港では、南オーストラリア教育省の方が出迎えて下さり、歓迎の言葉をいただきました。教育省の方からは、これまで留学していた第10期研修生及び第11期研修生の留学中のエピソードやこれから留学を始める第12期研修生への期待を込めたお話をいただきました。
その後は、バスで到着オリエンテーション会場であるTAFE International Regencyに移動しました。TAFE International Regencyでの夕食はビュッフェ形式で、束の間リラックスすることができました。
食事の後は、初日のオリエンテーションとして、教育省のスタッフの方々から施設の利用方法や避難経路について説明を聞いた後、研修生は割り当てられた個室に戻り休息を取りました。
翌日は、休息をたっぷりとった研修生は朝早くから起き、元気に朝の散歩をしている研修生もいました。
2日目のオリエンテーションとして、教育省のスタッフの方から南オーストラリア州での学校生活や習慣の違いなどについて、グループワークを行いながら学びました。また、事前研修中から取り組んできたゼミナール研究を継続して進めていくためのリサーチの手法についても学習しました。昼休みには、外の芝生で昼食をとりながら、研修生同士の絆を深めました。
【その後、留学生活における規則や緊急連絡の方法などについての説明を受けたあと、研修生一人一人が英語で抱負を述べました。「オーストラリアでしかできないことをして、後悔が残らないよう一日一日を無駄にしない」「今まで体験したことのないアクティビティに積極的に参加したい」「自分の考えをもっとはっきり伝えられるよう英語力を高めたい」と自分の挑戦したいことに言及する研修生、そして「積極的に行動できるよう自分を変えたい」と強い意志を伝えてくれた研修生など、それぞれが目標をもってこの留学生活をスタートする姿がとても頼もしく思えました。最後に、研修生の代表1名が、英語で感謝の言葉と、次世代生として様々なことに挑戦していくという決意を述べ、オリエンテーションは終了となりました。
オリエンテーション終了後、ホストファミリーとの対面が近づいてくると、研修生は少し緊張した面持ちになりました。しかし、教育省の方に自分の名前が呼ばれ、ホストファミリーと対面した研修生は満面な笑顔でした。中には、やっと会えたホストファミリーに嬉し涙を流す研修生もいました。挨拶を済ませ、ホストマザーやホストファザーから、「荷物が多いね。荷物を運ぶのが大変だから運ぶのを手伝うよ。」と言われると、研修生は安心してほっとした表情になり、家族の一員として迎え入れられて移動していきました。
研修生は、これから令和6年12月までの11か月間、ホームステイをしながら現地校に通い、様々な力を身に付けていきます。今まで育ってきた環境と温かく見守ってくれた家族から離れ、言葉も文化も習慣も違う異国の地で、新しい発見や体験をするとともに、様々な戸惑いや困難に直面することでしょう。その戸惑いや困難な局面で、自分の考えや感覚と異なることをどのように受け止め、向き合い、対応していくのか考えていくことが留学です。次世代リーダー育成道場に入校したときの気持ちと、留学に対しての熱い想いを忘れずに、自分を磨いていってもらいたいと強く願います。