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第12期Aコース研修生 ニュージーランド出発レポート

令和6年1月25日(木)、約半年にわたる事前研修を無事終えた第12期Aコース研修生21人が約11か月のニュージーランド留学のため成田空港に集合しました。チェックインを済ませた後、研修生は留学に向けて気持ちを切り替えるための結団式を済ませました。結団式の後、御家族の温かいお見送りを受けながら成田空港からオークランド空港までの約10時間の空の移動に向けて出発しました。成田空港では、これからの長い留学生活に対する期待と緊張を笑顔に変え、御家族との最後の別れを惜しむ研修生の姿が印象的でした。留学先は、ハミルトン、ウェリントン、ネイピア及びパーマストンノースの4地域です。

レポート写真01 オークランド空港到着の様子

レポート写真01 移動中のバスでの様子

【到着一日目】

ニュージーランド、オークランド空港に到着後、到着オリエンテーション会場に向かう前に、オークランド市内南に位置し、空港から車で30分程行ったところにあるアンベリー・リージョナル・パークに立ち寄りました。研修生は、羊との触れ合いを楽しみにしていましたのが、あいにくこの日は一頭も見ることができず、広い牧場に唯一いた馬と触れ合うことはできました。


レポート写真07

レポート写真08

アンベリー・リージョナル・パークでの研修生の様子

 

公園を出発した後、オークランド市内にある、オークランド工業大学(AUT)の学生寮UniLodgeへ向かいました。寮内の施設は新しく、食堂も清潔で、広々とした快適なコモンスペースには卓球台やビリヤード台もあり、大変くつろげる空間でした。また、建物のセキュリティもしっかりしており、安心して宿泊できる施設でした。海外大学に進学したときの寮生活に想像を膨らます研修生もいました。

3時間程休憩を取った後、到着オリエンテーションを受けました。1日目のオリエンテーションの中でも特に、現地で実際に8か月ほど留学している日本人の留学生と現地の高校生との交流は、研修生にとって有意義なものとなりました。日本人の留学生からは、現地での生活について様々お話を聞くことができました。また、現地の高校生とは実際に英語で以下の4つの質問に対して話し合いました。研修生が積極的にオリエンテーションに取り組んでいる姿から、次世代生は高い目標意識と将来への明確な展望をもって留学に臨んでいることを改めて知ることができたとともに、彼らを誇らしく思いました。

〔4つの質問〕

・Why did you want to join Jisedai program?

・What do you want to achieve while in New Zealand?

・How do you think your experiences here will change you or benefit you when you return to Japan?

・How will you achieve this?


レポート写真09

レポート写真10

オークランド工業大学(AUT)の学生寮UniLodgeの研修生の様子

レポート写真09

レポート写真10

到着オリエンテーションで現地高校生と交流している様子

【到着二日目】

この日は、午前中に最後の到着オリエンテーションを実施しました。ニュージーランドの地理・文化やホームステイ及び学校での生活、現地での医療保険等のガイダンスを受講しました。今後のニュージーランドでの生活に向けて研修生は一生懸命にメモを取っていました。また、安全・安心な留学生活を送るために、次世代リーダー育成道場へのルールをについて、よく発生しがちな事態の一例を示しながら、クイズ形式で回答し、互いに学び合いました。

そして、到着オリエンテーションのまとめとして、研修生同士で意見交換をする時間が設けられました。話す側と聞く側に役割を分けて以下のテーマに沿ってペアトークを全員で行いました。ペアトークの後は、代表で今後の抱負を全員に向けて英語でスピーチしました。代表は自ら手を挙げる形で決めたのですが、手を挙げた研修生の一人で、最初は「嫌だ。」と言っていた研修生が、「消極的な自分を変えたい。」と最後の代表として手を挙げた研修生がいました。この留学にかける研修生の意気込みを感じることができ非常に感動しました。

〔ペアトークのテーマ〕

・今何を感じているか。

・これまでの事前研修で学んだことは何か。また、自分自身に起こった変化は何か。

・留学終了時はどのような自分になっていたいか。


レポート写真09
到着オリエンテーションでのペアワークの様子

レポート写真10
研修生代表の代表スピーチの様子

到着オリエンテーション後、研修生はハミルトン・ロトルア・タウポ地区、ネイピア地区、パーマストンノース地区及びウェリントン地区の4つの方面に分かれ、バスや飛行機を使って出発しました。宿泊先の寮を離れる際は、研修生同士がお互いを鼓舞しあい、握手や抱擁を交わす様子を見て心が熱くなりました。ホストファミリーとの対面時には大変緊張していた研修生たちですが、いざホストファミリーと会った際には、到着オリエンテーションで学習したことを生かし、笑顔で挨拶をしていました。

研修生たちは、自分の将来の夢や目標の実現に向けて、これからニュージーランドで「自分を鍛え」ていくことになります。現地での留学生活は決して楽しいことばかりではないことでしょう。困難な場面もあるかもしれません。そのような経験も、自分の成長につなげて欲しいと思います。現地で多くのこと学び知識を深め、様々なことにチャレンジし、自分の視野を広げ、11か月後に逞しく成長して帰国オリエンテーションで再会できることを楽しみにしています。

Waimarie Pai !(Good Luck !)


レポート写真09
学生寮から各地域へ移動する様子




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