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第11期生A 出発レポート(オーストラリア)

令和5年1月19日(木)、第11期生Aコースがオーストラリア留学に出発しました。留学先は、クイーンズランド州及び南オーストラリア州です。当日は、午後10時に羽田出発という遅い時間にも関わらず、多くの方が見送りに来てくださいました。約11か月の長い留学に向けて、最後の別れを惜しむ姿が見られました。
 シドニー空港到着後、クイーンズランド州組と南オーストラリア州組に分かれると、研修生は「留学する」ということを少しずつ実感し、お互いのこれからの健闘を祈り、各々の国内線に搭乗しました。

【クイーンズランド州】

レポート写真01 ブリズベン市内

レポート写真02 ケアンズ上空から見たグレートバリアリーフ

次世代を切り拓く若者達へ『次世代リーダー育成道場』への招待

ブリスベン空港から到着オリエンテーション会場のRaymont Collegeに移動し、クイーンズランド州教育省のスタッフの温かい歓迎を受けました。その後のオリエンテーションでは、2人の留学を経験した社会人の方から留学中の経験をお聞きしました。留学当初はなかなか友人ができなくて困ったけれども、様々なアクティビティやボランティア活動を通して友人の輪を広げていった話や、言葉の壁や文化の違いに直面したとき、“Step out from the circle, use your body language and facial expressions. Come out of your room and go outside「うちに閉じこもらず、体全体を使って自分を表現しよう」” といったお言葉をいただきました。また、“Networking”と称し、アフタヌーンティーを囲んで交流を深めました。
 翌日は、教育省のスタッフからの留学に向けての心構えを学び、現地サポート機関のスタッフからの様々な現地での注意事項を聞きました。そして、最後に研修生全員から、今後の留学に向けての抱負を英語で一言ずつスピーチしました。「留学中は様々なことに挑戦する。」「日本で応援してくれている人のことを忘れず、全力を尽くす。」「自立した人間になり、留学生活を将来に生かせるようにする。」等、力強い決意を述べました。


レポート写真04 講師との交流の様子

レポート写真05 決意表明の様子



決意表明の後は、滞在する地区であるブリスベン近郊、ゴールドコースト、サンシャインコースト、トゥーンバ、ケアンズ方面にそれぞれ分かれて移動しました。待ち合わせ場所に迎えに来たホストファミリーの手作りのWelcome Boardを目にすると、元気いっぱいでバスから飛び出し、不慣れな様子ではありましたが、しっかりハグを交わして、笑顔で挨拶をしていました。


レポート写真06

レポート写真07


レポート写真08 ホストファミリーと対面の様子

レポート写真09

【南オーストラリア州】
 シドニーからアデレードまでは、飛行機の窓からの景色が、砂漠から市街地になっていきました。空港の外に出ると、季節が夏で、夕刻でも明るいのを見て、「オーストラリアに来た」ということを研修生は実感していました。到着オリエンテーション会場であるTAFE International Regencyに到着後、食事をとり、教育省のスタッフの方々から歓迎の言葉をいただき、初日は早めに就寝しました。


レポート写真10 レポート写真11 アデレード上空の写真

レポート写真12 空港での集合写真

レポート写真13 教育省の方からの歓迎の言葉


翌日は、教育省のスタッフの方から南オーストラリア州での学校生活や習慣の違いなどについて、グループワークを行いながら学びました。また、事前研修中から取り組んできたゼミナール研究を継続して進めていくためのリサーチの手法についても学習しました。昼休みには、外の芝生で昼食をとりながら、研修生同士の絆を深めました。
 その後、留学生活における規則や緊急連絡の方法などについての説明を受けたあと、研修生一人一人が英語で抱負を述べました。「ウォンバットの写真を撮りたい」とユーモアを交えて話す研修生や「英語力をさらに高めたい」「様々なバックグラウンドをもった人々と友達になりたい」「様々なアクティビティに参加したい」と自分の挑戦したいことに言及する研修生、そして「自分自身を変えたい」と強い意志を伝えてくれた研修生など、それぞれが目標をもってこの留学生活をスタートする姿がとても頼もしく思えました。最後に、研修生の代表2名が、英語で感謝の言葉と、次世代生として様々なことに挑戦していくという決意を述べ、オリエンテーションは終了となりました。

レポート写真14 グループワークの様子

レポート写真15 昼食時の様子


レポート写真16 抱負を述べる様子

レポート写真17 代表研修生の挨拶

ホストファミリーとの対面が近づいてくると、研修生は少し緊張した面持ちになりましたが、自分の名前が呼ばれ、ホストファミリーのところへ歩いていく研修生からは笑顔がこぼれました。挨拶を済ませ、ホストマザーやファザーから、「スーツケースを持ってあげる」と言われると、さらにほっとした表情になり、家族の一員として迎え入れられて移動していきました。


レポート写真18

レポート写真19


レポート写真20 レポート写真21 ホストファミリー宅での様子

研修生は、これから令和5年12月までの11か月間、ホームステイをしながら現地校に通い、様々な力を身に付けていきます。今まで育ってきた環境と温かく見守ってくれた家族から1人離れ、言葉も文化も習慣も違う異国の地で、新しい発見や体験をするとともに、様々な戸惑いや困難に直面することでしょう。その戸惑いや困難な局面で、自分の考えや感覚と異なることをどのように受け止め、向き合い、対応していくのか考えていくことが留学です。次世代リーダー育成道場に入校したときの気持ちと、決意表明で熱く語ってくれた想いを忘れずに、自分を磨いていってもらいたいと強く願います。一人一人の研修生の成長が今から楽しみです。




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