□ 留学に向けて出発
カナダ(ブリティッシュ・コロンビア州)に留学する44名の研修生は、令和4年8月29日(月)に出発し、9時間程のフライトを経て、バンクーバーに到着しました。
出発地である成田空港では、東京都教職員研修センターの中嶋富美代研修部長より「様々なことにチャレンジすること」や「次世代リーダー育成道場の一員であることを心にとめて過ごすこと」等、今後の留学生活に向けた励ましのメッセージを受けました。研修生は多くの保護者の方々からの温かい見送りを受け、期待を胸にバンクーバーへ出発しました。
現地到着時には機内アナウンスにおいて「東京都立高校生の皆さん、約一年間のカナダ留学頑張ってください。」とのメッセージをいただき、胸を熱くした研修生もいました。降機後は、約2時間フェリーに乗船し、バンクーバー島ナナイモ地区にて到着オリエンテーションを行いました。
□ 到着オリエンテーション
現地受入機関による2日間のオリエンテーションでは、現地での生活に一日でも早く慣れるために、昼食作りでの課題やその解決法、ロールプレイなどを通した実践的なアクティビティが行われました。
また、留学生としてのホームステイ先での過ごし方や現地で安全に過ごすためのルールや現地校の初日についての説明がありました。オリエンテーション内では、クイズ形式で行われるアクティビティもあり、留学生活をより良くスタートするための準備を整えることができました。
到着オリエンテーションの最後には、全員が留学生活に向けて、英語で決意表明を行いました。「カナダや日本の相互理解のためにホストファミリーや学校でたくさんコミュニケーションをとりたい」、「今以上に語学力を向上させたい」、「日本で体験できないことをたくさん実践したい」等、研修生の熱い思いが語られていました。
□ ホストファミリーとの対面
到着オリエンテーションでの決意表明終了後、留学生活への期待をもちながら、研修生は待ちわびていたホストファミリーとの対面を果たしました。研修生はバンクーバー島の北方ルート、ヴィクトリアルート、サンシャインコーストルートの3方向に分かれてバスやフェリーに乗り込みました。ホストファミリーとの待ち合わせ場所へ向かう道中のバス内は緊張で張り詰めた雰囲気があり、口数も少なく、不安そうな研修生も多くおりました。
しかしながら、ホストファミリーと面会すると、ホストファミリーからの温かいハグや握手などで出迎えられ、既に家族の一員として迎えられていました。研修生も早速到着オリエンテーションでのロールプレイ演習を生かし、ホストファミリーと和やかにコミュニケーションをとり、笑顔で各ステイ先へ向かいました。
これから研修生は、ホームステイをしながら現地校に通い、様々なことにチャレンジします。一方で、日本の文化との差異に直面し思い悩んだり、学校生活やホストファミリー先など様々な場面において困難に遭遇したりします。研修生が留学生活での課題を自らの力で解決し、乗り越えることで、一回りも二回りも成長して10か月後の帰国オリエンテーションに参加していることを期待しています。
□ 留学に向けて出発
令和4年8月29日(月)に第10期生A(北米)・Bコースがカナダ(オンタリオ州)留学に出発しました。次世代リーダー育成道場として、約2年ぶりのカナダ留学になりました。出発地である成田空港では、東京都教職員研修センターの中嶋富美代研修部長より「次世代リーダー育成道場の一員であることを心にとめながら、様々なことにチャレンジすること」、大久保順子主任指導主事より、「長いフライトの中でも休息をしっかりとり、良い留学生活のスタートを切れるように意識すること」など、今後の留学生活に向けた励ましのメッセージを受けました。研修生は多くの保護者の方々からの温かい見送りを受け、期待を胸にトロントへ出発しました。
トロント・ピアソン空港に到着した後の入国審査は大変混雑しており、全員が通過するのに5時間を要しました。しかし、無事に全員入国審査を終えると「最初はすごく緊張したけど、英語でしっかり質問に答えられました」等、笑顔を見せていました。
□ 到着オリエンテーション
2日目からオリエンテーションが開始され、現地スタッフの方からアクティビティを通じてコミュニケーションの大切さを確認した後、現地校での生活やホームステイ先での過ごし方、留学中の規則や緊急時の連絡先などについての説明を受けました。これから始まる留学生活に向けて、ほどよい緊張感をもって臨むことができました。
(コミュニケーションの大切さについて)
(好きなサンドイッチを紹介しよう)
到着3日目のオリエンテーションの後は、研修生全員から、今後の留学に向けての決意表明を英語で一言ずつスピーチしました。「この留学を通じて、日本の文化を広げたい。」、「新しいことに積極的に挑戦していく。」、「英語だけではなく、フランス語も話せるようになる。」等、留学生活に向けての抱負等を述べていました。決意表明の後は、現地スタッフの方から英語で激励の言葉をいただきました。
□ ホストファミリーとの対面
オリエンテーション終了後、留学生活に向けての期待を胸に、ホストファミリーとの対面場所である、①コーンウォール(Cornwall)方面、②オタワ(Ottawa)方面、③ウィンザー(Windsor)方面、④サドバリー(Sudbury)方面、⑤ピーターボロ(Peterborough)方面と5台のバスに分かれてトロントを出発しました。
初めてカナダに来た緊張や12時間にも及ぶフライト、そして疲労も積み重なっていたと思います。しかし、持ち合わせの場所に迎えに来たホストファミリーを見ると、バスから元気よく飛び出し、すぐに満面の笑みで握手やハグを交わし、ホストファミリーの方たちと自己紹介を行っていました。
研修生は、これから令和5年6月末までの11か月間、ホームステイをしながら現地校に通い、日本医住んでいるとなかなか味わえないような体験を積み重ねます。自然豊かなカナダの環境の中で、「大使」として生活し、リーダーシップやコミュニケーション能力、物事を多角的に分析する能力など、様々な力を身に付けていきます。日本では、疑問にも思わなかった出来事も英語で表現するにはどうしたらよいのか、日々考え、工夫し、自分のもっているボキャブラリーを駆使して、相手に伝わるようにコミュニケーションを深めます。これから楽しい場面だけではなく、苦労する場面もあると思いますが、困難にぶつかっても、それをきっと力に変え、乗り越えていってくれることを信じています。来年の6月に成長した研修生たちと再会できるのを心待ちにしています。