帰国直前の研修生たちは、お世話になったホストファミリー宅で食事の準備をしたり、友人とパーティーをしたりしました。
そして、帰国日の前日、10か月前に到着オリエンテーションを行った会場に集合し、南オーストラリア教育省主催のフェアウェルパーティーを行いました。パーティーには、研修生とホストファミリーが参加し、300人近くが一同に会す盛大なものでした。
教育省からは、研修生たちが到着時に比べて、英語力だけでなくコミュニケーション能力を格段に伸ばしたことや、勉強に加え課外活動にも積極的に参加したことなどが紹介されました。また、東京都教育委員会からの挨拶では、前半の日本語の部分を、研修生がホストファミリーに同時通訳するよう指示が出され、研修生たちは、少し照れ臭そうに通訳をしていました。
研修生の代表挨拶では、オーストラリアでの生活を振り返るとともに、「ホストファミリーや日本の家族・関係者の皆さんに、言葉では言い尽くせないほど感謝している。これから日本とオーストラリアの架け橋になっていきたい。」と述べました。そしていつかまたオーストラリアに戻ってくることを約束していました。
会の後半では、各研修生が選んだ写真がスライドショーで流されました。友人との笑顔、ホストファミリーとの食事や旅行、オーストラリアの海や夕陽の写真など、それぞれの思いが込められており、会場からはすすり泣きも聞こえてきました。
翌日のフライトは朝4時という早朝にもかかわらず、見送りの家族や研修生の友人の姿もありました。
研修生たちは、日本で都立高校に復学します。オーストラリアでの貴重な経験を生かし、さらに飛躍していってもらいたいと思います。