このページの本文へ移動

東京教育委員会

東京都都立高校生対象留学支援 次世代リーダー育成道場

東京都公式ホームページ
サイトマップ
文字サイズ
次世代リーダー育成道場とは
TOP > 留学をお考えの方 > 事前研修予定・開催レポート一覧 > 日本の伝統・文化体験学習(能体験)

日本の伝統・文化体験学習(能体験)

レポート写真01レポート写真02レポート写真03レポート写真04レポート写真05レポート写真06レポート写真07レポート写真08レポート写真09レポート写真10レポート写真11レポート写真12レポート写真13レポート写真14レポート写真15レポート写真16レポート写真17レポート写真18レポート写真19レポート写真20レポート写真21レポート写真22レポート写真23
9月23日(日)は、日本の伝統・文化の体験学習第一回目として、東京千駄ヶ谷にある国立能楽堂にて「能楽」の学習をしました。
冒頭に、日本芸能実演家団体協議会 会長で、能楽協会理事長でもいらっしゃる野村 萬 先生から研修生への激励のお言葉を頂き、続いて能楽協会 金井 雄資 理事から「能から学ぶこと」をテーマに能楽の基本的な部分についてお話をうかがいました。
野村先生、金井先生とも本質に触れることの重要性を説かれ、金井先生からは、能から何を感じるか、演者の表現力と観客の想像力が舞台を創る、空間を創る、ということについて説明を受けました。「日本に生まれたから日本人ではない。日本の文化を知って初めて日本人になれる」という金井先生のお言葉が印象的でした。
レポート写真24
レポート写真25第二部は、舞台と楽屋において、能の型や狂言、お囃子などを実際に体験しました。
狂言体験では、まず、構えや二音節目を強調して抑揚を付ける言い回しなどを先生から学びました。初めは遠慮がちだった研修生も、次第に楽しさを覚えたようで、第三部で観賞する「鐘の音」に出てくる鐘の音や狂言での「泣く」「笑う」の表現を、先生に続いて元気に発声していました。
お囃子は、笛・大鼓組と小鼓・太鼓組に分かれて体験しました。研修生は、それぞれの楽器の音を出すのに苦労し、「先生方は楽に音を出しているように見えるけど、見た目以上に体力を使う。」と、楽器を教えていただいた先生方を尊敬の眼差しで見つめていました。
レポート写真26
レポート写真27そして、研修生は足袋に履き替え、本舞台にも上がらせていただきました。これは、とても貴重な経験です。本舞台の独特な雰囲気の中、先生に型を教えていただき、本舞台で足拍子を踏む体験をしました。
レポート写真28
また、研修生は舞台裏の見学もさせていただきました。大鼓の革を火で焙じる部屋、主役のシテのみが座る事の許される、能面を付けるための鏡の間など、研修生は興味津々で先生の話を聞いていました。
レポート写真29
体験学習に引き続き第三部では、装束着付けを鑑賞した後、演目のみどころの解説を受けて、狂言「鐘の音」、半能「殺生石」を鑑賞しました。短時間ではありましたが、実際に体験したことで、研修生の能や狂言を鑑賞する意識や興味はかなり高まってきたようで、能楽師の先生方の呼吸や台詞に引き込まれるように、鑑賞を楽しむことができました。
第三部では、研修生の保護者の方も、実演を堪能することができました。
レポート写真30
本日の研修では、通常では体験することのできない場所で、通常では体験することのできないこと細かなところまでご指導頂き、研修生にとって実り多い機会となりました。
貴重な機会をご提供いただきました日本芸能実演家団体協議会の方々、能楽協会の方々他、ご関係の方々に厚く御礼申し上げます。
レポート写真31
Copyright © TOKYO METROPOLITAN BOARD OF EDUCATION All rights reserved.