7月29日（日）、東京都教育委員会は「平成24年度次世代リーダー育成道場」の開校式を新宿区にあるパークタワーホールにて行いました。

「次世代リーダー育成道場」は、将来、様々な場面・分野で活躍し、日本や東京の未来を担う次世代のリーダーになろうという高い志をもった都立高校生を支援するプログラムで、開校式には東京都教育委員会の選考の結果選出された「次世代リーダー育成道場」第一期の研修生150名が一堂に会しました。

開校式では、道場長である比留間英人東京都教育長が150名の研修生に対し激励の挨拶をしました。「一人一人の熱い思いが皆さんをここに連れてきたのです」と次世代育成道場に入校した研修生個々の夢や希望を紹介しつつ今後の健闘への期待を表明、次にそれに応える形で研修生代表として都立国際高等学校２年生、橋本真優さんが、チャンスを与えてくれた東京都への感謝の気持ちとともに、自身の夢、抱負を語りました。

第二部では来賓として元Google日本法人代表取締役の村上憲郎氏、アメリカ大使館文化・交流担当官リチャード・メイ氏、オーストラリア大使館主席公使ブレンドン・ハマー氏が登壇されました。村上氏からは研修生への期待のほか、研修生としての心構えについて、メイ氏、ハマー氏からは、アメリカ、オーストラリアの国情、日本との関係、留学生受入の状況を踏まえ、研修生への期待、次世代リーダー育成道場に対する期待を語っていただきました。

150名の研修生のうち50名が来年１月から約１年間のオーストラリア留学に出発し、また、その他の100名が来年3月に期間１か月の米国海外研修に出発する予定です。
150名の研修生は、これから英語力向上を目的とする研修に参加するほか、日本の歴史・伝統文化を体験学習し、更には先端技術の視察等のプログラムに参加して留学の準備を進めていきます。

研修生を代表して挨拶をした橋本真優さんは、「私達は留学中にどんな時間を過ごすか、事前研修で何ができるかを考えて取組み、帰国した際にはこれまで支えてくれた方々に成長を報告したい。」「次世代リーダー育成道場の第一期生として、道場が今後も続いていくよう、誇りをもって進んでいきたい。」と自身のスピーチを締めくくりました。