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東京教育委員会

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留学体験レポート②

留学体験レポート②

次世代リーダー育成道場第3期生Bコース
留学時期 : 平成27年8月~平成28年6月
留学先 : アメリカ合衆国 アリゾナ州
次世代リーダー育成道場に応募した理由
 私は、小学校の頃から将来外交官になるという夢がありました。そのために、大学に進学後に留学をしようと思っていました。しかし、この育成道場のプログラムを知り、迷わずこのプログラムに参加し、高校という早い時期に海外へ留学して、英語でのコミュニケーション能力や、多様な文化を尊重できる態度を身に付けたいと考えました。それに加えて、日本の文化や歴史を学ぶ機会も多くあり、日本人としての自覚や誇りを身に付けられるということを知り、さらに入校したい気持ちが強くなりました。
学校での1日
 留学先の学校は、7時30分に一時間目が始まりました。ホームルームのようなものはなく、授業の度に教室移動をして授業を受けるので、その授業ごとの友達ができました。ランチは仲のいい人同士でカフェテリアのような場所で食べます。授業を終えて、放課後はクラブ活動の時間です。アメリカではどのスポーツもとても盛んでした。
日本と留学先の違い

<様々なスポーツに挑戦>

様々なスポーツに挑戦
 アメリカではスポーツをシーズン制で行っています。私は夏にマリンスポーツ、春には陸上をやりました。さらに、地域のクラブチームに参加し、一年を通して野球をしました。自分が今までやってきた色々なスポーツに同時に取り組むことができ、とても充実した時間を過ごせました。日本と異なっていると思ったのは、アメリカでは勝利よりもチームワークの向上やスポーツを楽しむということを重視した指導をするコーチが多いという点や、様々なスポーツに挑戦できる環境が整っていることで、選手が自らの可能性を最大限に発揮できるチャンスがあるという点などです。
 アメリカで様々なスポーツに挑戦した自分の経験をもとに、次世代リーダー育成道場の研修の一環である「ゼミナール研究」では、日米のスポーツ教育というテーマで報告書を書きました。レポート用紙6枚分ほどの長さの報告書を全て英語で書いたことは、自分にとって自信になりました。また、これだけ長い文章を英語で書く機会はあまりなかったので、とても大変でしたが、アカデミックライティングの勉強になりました。
留学を通して学んだこと
 私がアメリカに行って一番学んだことは、アメリカに行ったからといって、何でもアメリカ人のやり方に合わせる必要はないということです。言い換えると、ジャパニーズウェイは世界で通用するということです。具体的に野球に例えて言うと、私はアメリカで野球をしていた時、初めはアメリカ人の桁違いのパワーを目の当たりにして、どうにかして彼らより遠くに飛ばせるホームランバッターになろうということばかりを考えて練習をしていました。最初は、なかなか思うようなプレーができなかったのですが、ある時パワーで勝負するのを諦め、日本野球の得意とする技術的でスピードのある選手としてアピールした方がいいと気が付きました。その結果、一番センターとしてレギュラーを取り、足の速さと出塁率の高さを生かしてチームの勝利にも貢献できるようになりました。「日本流のやり方で世界に挑む」これはスポーツだけでなくあらゆることにおいて言えることで、これから留学に行く人、行こうか迷っている人に一番伝えたいことです。このように海外で新しくできた仲間と切磋琢磨して過ごした時間はとても充実していて、私にとって他のことでは味わえない貴重な経験になりました。
これから留学する人へのメッセージ
 留学中の10ヶ月間の体験や発見、人との出会いなど本当に多くの新しいことに直面します。
その「新しいこと」を、徹底的に楽しんできて欲しいと思います。つらい時もありますが、そういう時こそ前向きにポジティブな姿勢で、自分を信じて行動すればきっと道は開けます。
Good luck!
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