留学中の研修生同士で、トルコ・シリア大地震について考えるウェブ会議が行われました。日本時間の令和5年2月19日(日)午後2時30分からオセアニア地域、2月20日(月)午前7時30分から北米地域の研修生の有志が参加しました。様々な場所で留学生活を送っている研修生が現地で感じていることを交流し、「私たちにできること」について意見交換をしました。
研修生からは、「地震について正しく知ることが大事である。」「日々の会話の中で、友人やホストファミリーに話していきたい。」「地震について知っている日本の高校生だからこそできる経験談を、現地に広める。」などの意見が出されました。また、これを機に最新情報をニュースで見るようになったり、日本との関係について調べたりした研修生もいました。現地校の友人の中にトルコやシリアにルーツのある友人がいる研修生もおり、声掛けをするようにしているという話もありました。
会の後半では、私たちにできることを具体的に話し合い、以下のアクションプランをまとめました。
私たちにできること ~アクションプラン | ||
■ | 「知る」 | ニュース等で最新情報を調べるなどして、事実を正しく知る。 |
■ | 「伝える」 | 地震を経験している者として、地震の怖さや避難訓練の存在などの経験談を身近な人々に伝えていく。 |
■ | 「行動する」 | 現地校での校内放送や図書室での掲示等を通した周知やSNSを活用した災害発生の伝達、校内・外で実施されている募金活動等の発信を行う。 |
次世代リーダー育成道場の研修生として、地球上で起こっている問題に向き合い、これからについて考えを深めることができたのは、意義のあることでした。これから、一人一人がアクションを起こし、その取組が、現地の人や世界の留学生を巻き込んで広がっていくことを期待します。
2月19日(日)、20日(月)に研修生同士のオンライン会議「トルコ・シリア大地震について考えよう」の開催後、各研修生が様々な方法で行動を起こしました。
「知る」
自分で考えをまとめたり、自分から積極的にニュースを見たりするようにしました。
「伝える」
多くの研修生が、ホストファミリーや現地校の友人と、トルコ・シリア大地震を話題にして、話し合いなどを行いました。話し合う際には、話題として出すだけでなく、説明用スライドを作ったり、マインドマップをホストファミリーと一緒に作成したりした研修生もいます。また。現地校のクラスの友人に、「トルコ・シリア大地震を知っているか」などについてのアンケートをとった研修生もいました。
「行動する」
インスタグラムのストーリーにトルコ・シリア地震に関するニュースや募金の情報をアップした研修生が多数にのぼりました。さらに、自作のポスターを現地校の廊下に掲示したり、現地校の集会でスピーチをしたりした研修生もいます。その他、図書館に地震に関する書籍の紹介コーナーの設置や学校の先生と相談して今後、校内での募金活動・チャリティーイベントを企画しようとしている研修生もいます。
次世代リーダー育成道場の研修生として、実際に、現地の人や世界の留学生を巻き込む行動を起こしてくれました。
研修生からは次のような声が上がっています。