今回の研修では、以下の通り、研修生は「文化」というテーマを通して、英語で質疑応答及び発表を中心に学習しました。
1 Cultural Iceberg(文化という氷山)
2 Cultural Presentation(文化に関する発表)
3 Organizational Forms(比較のための組織的な型)
研修生は13会場に分かれ、各会場で講師1人と研修生6人前後でグループ演習を行いました。
1時間目は、「オーストラリア、ニュージーランド及び日本のそれぞれの国の文化について理解を深める」という目標で、演習を行いました。文化を氷山に例え、海面上の目に見えるA層、そして、海面下の目に見えない浅いB層と深いC層の大きく三つに分け、各国の文化の具体例を取り上げながら、どのような層になるか、をグループで話し合いました。
2時間目は、プレゼンテーションの構造について学びました。そして、挨拶を含む「序論」、具体例を含む「本論」、そして最後に「結論」を伝えるという論理的な話し方を身に付けました。また、話の内容が明瞭であること、話すときはジェスチャーやアイコンタクトを心掛けることなど、相手に分かりやすく伝えるために必要なことを学びました。
3時間目は、研修生たちはそれぞれの国の文化の特徴を整理、比較し、それぞれの国の文化の違いについて自身の考えを論理的に英語で述べる演習を行いました。また、簡潔に自身の考えを英語で述べるために、話の順番や英語の表現を工夫しました。
研修生は、日本とオーストラリア、日本とニュージーランドの人口、挨拶や食事のマナー、人気のある観光スポットや食べ物、盛んなスポーツなどを比較して話合い、また、論理的に自分たちの考えを伝えるプレゼンテーションの構成について議論しました。最後はグループのメンバーに向けて各国の文化の違いについて発表しました。
研修生たちは、オーストラリアやニュージーランドでの留学生活を視野に入れ、真剣に取り組んでいました。
<研修生の意見・感想>
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第3回のゼミナール研究では、第2回の協議を踏まえて校正したゼミナール研究「アウトライン」を持ち寄り、4人から5人のグループに分かれ、研修生主体でグループ協議を行いました。
協議では、他の研修生の「アウトライン」について、次の観点から検討しました。
その後、ゼミナールの班全体で、各グループの協議内容を報告し合い、情報やアイデアを共有しました。研修のまとめとして、各グループからの代表者が次回(第4回・最終回)のゼミナールで行われる「アウトライン発表会」のリハーサルを兼ねて、発表しました。
研修生の振り返りカードからは、以下のように、互いに有意義な協議になったという様子がうかがえました。
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