今回は日本の近現代史講義２として、「国際秩序の変化～第一次世界大戦勃発から第二次世界大戦終結まで～」を学習しました。第12期研修生は当日までに、歴史講座の担当者が作成した講義動画を視聴し、事前課題に取り組んだ上で研修に臨みました。

　事前課題は「この時代、日本及びオーストラリア・ニュージーランドは太平洋戦争に至るとともに、それぞれの国民や南洋諸島の人々に大きな影響を及ぼした。このことについて、留学した際に出会う人々からどのような「問い」が出されるのかを考えてみよう。また、その「問い」に対してどのように説明するのか、「自由・制限」、「平等・格差」、「開発・保全」、「統合・分化」、「対立・協調」などの観点を踏まえ、考えてみよう。」です。

　研修生は４～５人のグループに分かれ、グループ内で事前課題の発表や協議を行いました。「留学した際に出会う人々からどのような「問い」が出され得るのか、その「問い」に対してどのように説明するのか」について研修生同士で互いに考えを出し合い、その内容を模造紙にまとめて全体に発表しました。

　留学先では研修生の先輩たちが現地の人などから日本の近現代史に関して質問されています。このことを踏まえて、本研修では現地の人だけでなく他の国の留学生からも質問されることを想定して行いました。本研修を通して、研修生たちは現地の人や留学生から出され得る「問い」に対してどのように説明するかについて深く考えました。

渡航前オリエンテーション【Ａコース研修生・保護者対象】

　この日の午後、12期生Ａコースの研修生及びその保護者対象の「渡航前オリエンテーション」が開催されました。

 

　「渡航前オリエンテーション」では、配布資料『次世代リーダー育成道場　第12期生　Ａコース　渡航前オリエンテーション　プログラムガイド』に沿って、研修生たちは今後の留学への心構えとして次世代リーダー育成道場の規則などについて説明を受けました。また、学校への届出や単位認定、留学生活に向けた準備などにも説明を受けました。

　次に、留学先のオーストラリア、ニュージーランドに分かれて、「留学先の紹介」として、それぞれの国の教育制度、学校生活、ビザ申請の仕方等について説明を受けました。

　最後に、個別相談会が行われました。保険、携帯電話、ニュージーランド、オーストラリア、東京都教育委員会と５つのブースが設けられ、研修生及び保護者が個別相談できる機会が設けられました。渡航まであと３ヶ月少しと迫り、多くの家族が列に並び、熱のこもった相談会となっていました。