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10月のレポート

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ゼミナール研究② 【Aコース】

 前回の研修では、ゼミナール研究のアウトラインを書くために、見通しをどのように立てたらよいのかについて演習を行いました。その演習を踏まえて、研修生たちは自分のゼミナール研究の見通しを立てて、「ゼミナール研究のアウトライン」を作成しました。

 今回は各自の「ゼミナール研究のアウトライン」を基に、研修生たちは4人~5人のグループに分かれて協議を行いました。それぞれの研修生が「研究の目的」「現状」「課題」を中心に発表しました。他の研修生はそれに対して問題点、疑問点や優れていると思う点を出し合って協議しました。協議は、①研究のテーマは「現代社会の課題を探究しその解決策を考える」という研究としてふさわしいものになっているか、②テーマ設定の理由や研究の目的は明確になっているか、③客観的かつ具体的に現状を認識しているか、④課題を明確に把握しているか、そして⑤最終的に提言に結び付いていく流れができているか、の5つの観点に沿って行われました。

 グループ協議の後、班全体で協議を行いました。グループの代表者が話し合った内容を発表し、班全員でメンバーの研究のテーマと内容を共有しました。次回の第3回では、調査活動計画の作成も含めて、ゼミナール研究のアウトラインの完成を目指します。

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先端技術等に関わる方の講演【ABコース共通】

テーマ

「3次元点群データによるデジタルツイン空間の構築~実寸でのミラーワールド/デジタルツイン構築の必要性~」

 

 本研修は、講演とワークショップの二部構成で行われました。講師は、構造物の測量、施工管理、外壁診断、構造点検、システム開発、機器販売を行う企業「クモノスコーポレーション株式会社」の方々でした。

 講演では、まず、構造物の測量、外壁診断、構造点検などに活用される3D点群データ技術の説明がありました。続いて、実際に3Dレーザースキャナーを使用し、研修会場内をレーザー照射して、瞬時にデータを収集し、その場で研修会場の平面図や側面図などを作成して見せてくれました。また、遠隔からの計測が可能なため、老朽・劣化したインフラ構造物の診断が安全に正確にできること、神社仏閣など歴史的建造物の改修保存に活用できることなどのお話がありました。さらに、3D点群データを用いて作成した仮想世界と現実世界を結び付けた「Mirror World」を活用した防災・避難シミュレーションや都市計画作成等、多くの映像や資料を使って説明していただきました。

 ワークショップでは、AコースとBコースの研修生たちが5~6人のグループに分かれ、最先端の技術を社会課題の解決にどのように活用できるか、起業家的な考え方(アントレプレナーシップ)を用いて協議しました。グループ内で新しい商品やサービスについてアイデアを出し合い、商品として開発、製造、販売、利益回収などのために必要なこと話し合い、協議した内容を模造紙にまとめて、各グループが発表しました。バーチャル・ライブコンサートホール、バーチャル・宝探しツアー、リモート医療などユニークな企画が数多く出されました。

 最後に、講師の方々から、最先端技術における日本が担う役割を踏まえ、世界を舞台に活躍しようとする研修生たちに向けて期待の御言葉をいただきました。
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