第12期Aコースの研修生を対象に、研修「英語②」が実施されました。研修生は5人~6人のグループに分かれ、それぞれのグループにネイティブスピーカーが指導者として一人付き、休憩を挟みながら3時間、集中して研修に取り組みました。
オーストラリア又はニュージーランドにホームステイをすることを想定し、様々な状況の中で相手とコミュニケーションができるための学習をしました。最初は自己紹介や家族紹介について行いました。事前に用意した文章を読むのではなく、相手との対話を意識して質問し合い、対話に変化を付けながら練習しました。
次には、「相手に必要なものを依頼する」という場面を設定し、ホストファミリーとの想定会話を練習しました。例えば、食事を作るときの必要な材料、作り方などを尋ねるなど、細かなシチュエーションを想定して、会話を練習しました。
最後に、「相手にお願いする」という場面を設定し、想定会話を練習しました。PCやバッテリーなどの機器不良が起きた場合、自身が体調不良になった場合、クラスメイトを滞在先のホストファミリー宅に招いてもよいかの許可を求める場合などについて、ペアやグループで会話の練習をしました。予期しない出来事について、ネイティブの先生から質問され、研修生たちはどう対応するかを考え、自分の意見をしっかり伝えようとしていました。英語での会話が弾むにつれ、留学への夢が膨らんでいる様子がうかがえ、英語の学習を熱心に行っていました。
9月24日は、第12期研修生、次世代リーダー育成道場第1~10期生のABコース修了生(以下、修了生)及び「世界で活躍する社会人(以後、社会人ゲスト)」が一堂に会し、交流研修会を開催しました。
本研修では、海外留学や海外生活を経験したことのある方を招いて、海外での経験を聞き、その後の進学や就業などに与えた影響について直接お話を伺い、意見交換を行うことによって、研修生たちが将来のビジョンを明確に描けることを目的に実施しました。
本研修は、前半と後半の2部構成で行いました。
前半は、社会人ゲストによるパネルディスカッションを行いました。社会人ゲストのパネルディスカッションでは、大手IT企業で活躍している方、教育系公益財団で活躍している方、米国のコンサルタント企業で活躍している方の3名のパネリストが国際社会でしてきたことや、今も行っていることなどについて語ってくれました。また、3名のパネリストから、「海外留学の経験が役に立って、他国の人々と一緒に仕事をしながら新たなサービスをつくることができた。」、「留学中に日本の製品が様々な場所で見ることがあり、モノづくりに再び関わりたいと思うようになった。」などのお話をいただきました。他にも、「留学には様々な困難があるが、留学をしている時間をしっかり生きることで、自身の視野が広がり、成長することができるので頑張ってほしい。」というアドバイスもありました。
後半は、研修生、修了生、社会人ゲストが交ざった小グループに分かれ、グループ協議を行いました。グループ協議では、社会人ゲストのストーリーテリング、修了生のストーリーテリングを行いました。社会人ゲストのストーリーテリングでは、社会人ゲストの体験談を聞き、その後の質疑、感想をグループごとで共有しました。修了生のストーリーテリングでは、次世代リーダー育成道場入校時の自分、留学中の体験談、そして、今の自分について修了生から語ってもらい、その後質疑、感想をグループごとで共有しました。修了生からは、「次世代リーダー育成道場に参加して留学したからこそ、今日、ここでこうして第12期研修生に伝えられる機会があり、とても良かった。」というお話もあり、海外経験を伝えるだけではなく、次の研修生に修了生の思いをつないでいくことができる素晴らしい研修となりました。
修了生から研修生に留学する際の実用的なアドバイスもたくさんあり、研修生の留学へのモチベーションが更に高まりました。研修生、留学経験を積んできた修了生や社会人ゲストと非常に有意義な情報交換と交流の機会となりました。