研修生たちは、英語のネイティブスピーカーの講師による第5回目の「英語」を受講しました。今回は留学先の学校での授業を想定した「講義」が行われました。
研修生は、以下の10テーマから自分の興味・関心のある3テーマを選び、3~12名という少人数で学びました。
・語学の効果的な学び方 | ・世界の核兵器 |
・異文化理解 | ・マーケティング入門 |
・異文化研究初歩 | ・勇敢であるためのストイックな鍵 |
・気象変動 | ・科学と現代社会の形成 |
・アメリカの統治形態入門 | ・建造物の構造・材料と人間の健康管理 |
研修生の感想からは、
「50分間全てで英語を使い、かつ話し合いを重視した授業はとても楽しかったですが、自分自身の表現力やリスニング力が十分ではないと感じました。現地での学校生活に向けて更に力を高めていきたいです。」
「オールイングリッシュで授業を受けるということはやはり難しく、半分ほどしか理解をすることができませんでした。今回の英語学習が留学中には日常となるというイメージをもつことができましたが、危機感ももちました。そのため、今日の授業の中で学んだ相づちや質問など実際に使える表現を生かして、今後の英語学習に励みたいと思います。」
と述べるなど内容が高度で複雑であることに加え、講義やディスカッションで用いられる語彙の難しさもあり、現地での授業に付いていくことの厳しさを実感していました。留学生活を充実させるためには、行く前の準備が大きな鍵となることを、身をもって味わうことができたようです。
ゼミナール研究第3回は、第2回までの協議を踏まえて改善した研究アウトラインを持ち寄り、4~5名のグループで良い点を共有した上で、課題について指摘し合い、改善に向けて協議しました。
協議では、
などの視点について、互いに論じ合い、調査活動計画についても意見を述べ合いました。
また、研修生は自分が作成したものをグループ内の研修生や専門員から異なる観点から意見をもらうことで有益なフィードバックを得ることができました。
協議終了後には、各グループから1名ずつ代表を選び、次回(最終回)のゼミナールで行う予定の「アウトライン発表会」のリハーサルを兼ねて研究アウトラインを発表しました。
研修生の振り返りカードからは、
「前回と異なる人たちとグループになり、その協議から新しい着眼点や意見が得られ、自分の研究を深めることができました。」
「調査研究を行う上では、自分で計画を立て着実に進行するとともに、グループで共有することで、調査データの信頼性や有意性などを検討することの大切さを感じることができました。」
など有意義な協議の様子がうかがえました。