アメリカ合衆国、カナダでの留学を終えて帰国した研修生全員が東京都教職員研修センターに集合し、各自のゼミナール研究を発表しました。現代社会における少子高齢化、多様性、環境、教育などにおける課題解決の方策を探る研究報告は、留学前に実施した基礎研究に、留学先国での調査研究が加わり、内容の濃いものとなりました。また、留学で身に付けたプレゼンテーション能力を存分に発揮していました。
留学プログラムを終えた研修生同士が留学体験を共有することを目的として行われました。「自分にとっての次世代リーダー育成道場を一言で表現するフレーズは何か。」、「今の自分に繋がる留学中の『きっかけ』はいつどんな形で起きたか。」、「留学を終え帰国した自分が感じている、未来にもっていきたい大切な気付き、思い、行動とは何か。」を語り合いました。
ファシリテーターの指導により終始和やかな雰囲気の中で行われ、研修生たちはそれぞれの成長を実感するとともに改めて、将来の目標に向けて決意を新たにしていました。
「次世代の会」とは、次世代リーダー育成道場修了生が組織する会です。先輩の修了生が来所し、留学を終えたばかりの第10期北米コース研修生たちに「次世代の会」の意義について説明がありました。次世代の会を通して、次世代の修了生として、自分の経験を後輩の研修生や都民に広く還元したり、お互いのキャリア形成の充実のため情報交換をしたりすることができます。
事前研修を終えて留学を控えた第11期Bコースの研修生が、実社会や大学で活躍している修了生と帰国したばかりの第10期北米コースの研修生から、留学生活のアドバイスや進路に関する助言を受けました。エネルギッシュな修了生、達成感溢れる第10期研修生、期待と不安に満ちた第11期研修生の姿から、次世代リーダー育成道場を通して成長する過程を見ることができました。