令和5年7月 17 日(月・祝)に、第 10 期北米コース「修了式・成果発表会」を教職員研修センター視聴覚ホールで挙行しました。修了生、修了生保護者、教育庁関係者が参加しました。
第10期研修生の研修は、コロナ禍で各国の国境が封鎖されていて、留学の実施が不透明な中、始まりました。研修生の中には、2度目の挑戦で次世代リーダー育成道場に入校した生徒も数人いました。そして、アメリカ合衆国やカナダから入国許可が出たのは、出発日の半年前でした。また、研修生を受け入れるホストファミリーは2年ぶりの再開となり、受入れに不慣れなところもありました。そのような状況の中にありながら、研修生は様々な困難を乗り越えて、留学の目標を達成することができ、7月17日(月・祝)の修了式に笑顔で参加しました。
修了書授与後、次世代リーダー育成道場長・東京都教育庁教育監から「事前事後研修と留学で培った力を社会に還元してほしい」との期待の言葉がありました。
研修生代表からは、「留学を通して異なった文化を理解する力がつき世界を見る視点が広がった。英語によるコミュニケーション能力が向上した。これからは留学で培った力を活かして積極的に社会に貢献したい。」という誓いの言葉がありました。
成果発表会では、研修の成果や留学生活の様子を発表しました。
英語によるスピーチでは、代表の研修生3名が留学体験から学んだことを披露しました。タイトルは以下の通りです。
“Love the Moment” ――今この瞬間を大切にすることが未来を拓く
“The Definition of Perfect” ――ベストを尽くすことが完璧への道である
“Be Social”――積極的な対話が周りを変えていく
2年間取り組んできたゼミナール研究の発表では、代表の研修生3名が、英語や日本語で研究を実施した経緯や日本や留学先での調査内容及び研究成果を報告しました。それぞれの発表は、現代社会が抱える課題の解決を探る内容豊かなものでした。タイトルは以下の通りです。
「日本の養子縁組の普及の在り方を探る~日米の養子縁組を比較して~」
「日本とカナダの視点から見た昆虫食の次世代食糧としての実現可能性」
「空き家問題の解決を探る」
最後にアメリカ合衆国、カナダのオンタリオ州及びブリティシュコロンビア州の各グループから留学生活についての発表がありました。一日の学校生活の紹介や現地のユニークな行事やホストファミリーとの心温まる交流の様子などを、留学で磨きをかけた流暢な英語で堂々と発表していました。