令和５年1月９日（月・祝）に、第10期生Ａコース（オーストラリア）の「修了式・成果発表会」を教職員研修センター視聴覚ホールで挙行しました。当日は、新型コロナウイルス感染症予防の観点から、修了生、修了生保護者、教育庁関係者が参列し、実施しました。

　研修生は令和３年７月に次世代リーダー育成道場に入校後、国内での研修と令和４年３月末から約８か月のオーストラリア留学生活を経て修了式を迎えました。
東京都教育庁藤井大輔教育監から修了証書が、26名の研修生一人一人に授与されるとともに、「皆さんは留学先で様々な困難を乗り越え、多様な価値観を認める態度や様々な人々とコミュニケーションを図る能力を身に付けてきました。留学で得たことを今後の学校・地域での様々な機会に生かし、社会と関わり貢献してほしい。」と期待を込めた言葉が送られました。
　修了生代表の言葉では、「私が一番大切にしていたことは、to be active, not passiveということと、learn Englishではなく“practice”Englishだということです。留学は練習する場であり、どんな場面であろうと練習にミスは付き物です。間違いを恐れていては何も得られません。能動的な姿勢が成長の鍵になると考えます。私はこの能動的な考え方を忘れず、日本を担う国際的な人材になれるよう全力で精進していきたいと思います。」と力強い言葉がありました。
　成果発表会では、研修生がそれぞれの研修成果や留学生活の様子を発表しました。 英語によるスピーチでは、代表２名が留学を通して自信を付けた英語で、「多様性の重要さ」や「発展途上国の生活水準を向上させる夢」についてスピーチを行いました。 ゼミナール研究の発表では、代表１名が「観光をめぐる課題とその対策～オーバーツーリズム問題解決を目指すためにできる事～」という研究テーマで発表しました。日本とオーストラリアでの１年半にわたる研究で、現代社会の課題解決に迫ることができた発表でした。最後に、留学先であるクィーンズランド州及び南オーストラリア州の代表のグループがそれぞれ発表を行いました。学校生活やホームステイの様子、取り組んできたことを堂々とプレゼンテーションし、様々な体験を通して成長したことがうかがえる内容でした。
　第10期生Ａコース（オーストラリア）は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が続く中で留学し、逞しく成長して帰国しました。今後も、修了生全員が次世代リーダー育成道場での学びを生かし、更なる高みを目指して、東京で、日本で、世界で活躍することを願っています。