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東京教育委員会

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次世代リーダー育成道場とは

5月のレポート

5月8日(日)

【ゼミナール④ Bコース】

 ゼミナール研究④(アウトライン発表会)では、研修生がこれまで取り組んできた研究の内容や現状分析、今後の調査方法及び提言の方向性などのアウトラインを発表します。1会場12~13名で7会場に分かれて、作成したアウトラインをプレゼンテーションした後、現状や課題について質疑応答を行いました。研修生のテーマは、「多国籍国家からユニバーサルデザインを学ぶ~まちの建築物~」、「ボランティアへの関心を高めるために~日本、カナダの中高生の教育から探る~」、「中高生が抱えるストレス~日本とカナダの教室での悩み~」など多岐にわたっていました。
 アウトライン発表会の目的の一つに現状を正確に分析し、解決策を考え出すことがあります。研修生同士がテーマに関する現状や課題について意見を出し合い、多面的・多角的な視点からテーマについて捉え直すとともに、問題を焦点化し、自分の研究テーマについて内容理解を深めることができました。
 研修生は、留学先でも調査・研究を継続し、一つの論文にまとめていきます。

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【国際交流プログラム Bコース】

 国際交流プログラムでは、様々な国籍の在京留学生と研修生が一つのテーマについて意見交換を行います。研修生代表がプログラムへの期待を込めて英語で挨拶し、研修が始まりました。
 まず、ファシリテーターから研修を進めていく上でのルール“Don’t be Shy!”、“Speak in English!”、“Mistakes are OK!”、“Leave No One Behind!”の確認をしました。
 研修生は14のグループに分かれ、各グループの在京留学生を交えて、自分が関心のある日本や東京の社会問題などに触れながら自己紹介をしました。
 続いて、サステナビリティ入門講座として、複雑な課題解決に必要な考え方(システム思考)を全体で学びました。課題はどのような要素から成り立っているのか、それらはどのように繋がっているのか、また、各要素はどのような機能を果たしているのかなどを核とする思考方法です。
 その後、グループ毎に在京留学生から母国の社会課題について説明を受け、それを踏まえて、「食料に関わる問題」、「ジェンダー不平等」、「海洋プラスティックごみ」、「水資源問題」、「責任ある生産と消費」など、各国の社会問題の本質的な課題と解決に向けた効果的な方策を協議しました。留学生の母国の社会課題は様々で中には解決が難しいものもありましたが、研修生はメモやホワイトボードを活用し、英語を使って他のグループと積極的にコミュニケーションを取り合うことで原因分析や解決策の提案を行うことができました。

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5月29日(日)

【10A(北米)洋書ビブリオバトル】

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 今回は東京都の国際交流員の方をゲストにお招きし、10A(北米)の研修生を対象に洋書ビブリオバトルを行いました。島しょ地域の研修生は、オンラインで参加しました。

ビブリオバトルとは書評合戦と訳されるとおり、自分の推薦する書籍を1冊選び、その内容や魅力を相手に伝えるとともに、相手が「いかにその本を読んでみたくなるか」を基準に投票を行い、優勝者を会場の投票で選びます。
 今回のビブリオバトルでは、①2分から3分で内容を短く、分かりやすく、具体的にまとめ、相手にこの洋書を読んでみたいと思わせる文章の構成力を高めること、②一方的に自分の意見を相手に伝えるのではなく、相手に伝わるためには、どうしたらよいのかというコミュニケーション能力を高めることの2点を目的として実施しました。研修生は、「Anne of Green Gables(赤毛のアン)」や「A Christmas Carol(クリスマスキャロル)」といった古典作品だけではなく、最近の映画になった作品まで幅広いジャンルの洋書を選び、予選ラウンドはグループに分かれ全員が、決勝ラウンドでは各グループの代表者が質疑応答を交えて発表しました。特に、研修生は、実際に本を見せたり、キャラクターに合わせて声色を変えたり、表情を意識したりと、相手に「読んでみたい」と思ってもらえるよう、工夫しながら発表することができました。
  研修生からは、思っていたより自分の英語が伝わらず、簡単な言い方や別の単語はないかを咄嗟に考えたり、相手に分かりやすく伝える言い方を意識したりしたほうがよかった等、留学に向けて、役に立つ経験になったとの感想を多く聞くことができました。
 実際に留学した際に、相手に自分の英語が伝わらないときに、あきらめるのではなく、どのような方法でコミュニケーションを図ったらよいかということを学びました。

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