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東京教育委員会

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次世代リーダー育成道場とは

10月のレポート

10月3日(日)

歴史②  【Aコース】

 オンラインにより日本の近現代史の研修を実施しました。研修生は当日までに、歴史講座の担当者が作成した講義動画を視聴し、事前課題に取り組み研修に臨みました。第一次世界大戦勃発から第二次世界大戦終結までの約35年間にわたる日本の歴史を国際社会の動きとあわせて学び、その事象を現代社会と関連付けて考えました。研修生は4~5名の小グループに分かれ、まずグループ内で各自が取り組んだ事前課題の発表をもとに意見交換を行い、その後、各グループの代表がグループごとの話し合いをまとめたものを全体の場で発表しました。グループ協議の内容は、南洋諸島の領有に関連した日豪間の戦争、白豪主義に抗議した日本、ファシズム台頭の社会的・経済的背景、第1次世界大戦後の日本経済の低迷、日本で女性参政権が認められるまでの歴史、戦時下の学校教育など多岐にわたりました。この研修を通して、世界が激動した時代の日本の社会の変遷を現在と関連付けて学ぶことができました。
 研修生の発表には、第二次世界大戦中、女性など戦争に行かない人々の生計の立て方や満州国に渡った学生の希望と実際の生活についてなど、深く掘り下げられた史実が多くありました。

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10月17日(日)

英語③ 【Aコース】

 研修生は、今年初めて集合し、11会場に分かれ、各会場で講師1名と研修生6名程がグループ演習を行いました。
 レッスン1ではオーストラリア、ニュージーランドと日本を比較するということを通して情報の読み取り方を学びました。
 レッスン2ではロジカルスピーキングの三つのパターンを学びました。その中から一つのパターンを用いて、日本のマナーについてペアで1分間のスピーチをしました。
 レッスン3は日本を紹介するというテーマで、食、観光、伝統文化、ポップカルチャー等について話し合いました。話合いでは各自が選んだ事柄について、その特徴とそれを選んだ理由を具体的に挙げ、それをスピーキングパターンに照らして2分間のスピーチをしました。
 研修生は英語でのスピーチに徐々に慣れてきており、ジェスチャーを加えながら、堂々とプレゼンテーションを行うことができました。

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ゼミナール研究③【Aコース】

 第3回目のゼミナールでは、前回の協議を受けて、各自の「アウトライン」を修正したものを持ち寄り、4~5名からなる小グループに分かれ、協議形式で論じ合いました。そして、お互いの「アウトライン」を論じ合い、自分の書いたものを複眼的に見てもらい、有益なフィードバックを得ることができました。その観点は、①テーマの設定が漠然としすぎていないか。②現状は適切に把握できているか。③課題の設定は、具体的かつ明確なものになっているか。④調査活動計画は具体的かつ適切なものになっているか、などです。
 その後、全体でそれぞれのグループの協議内容を発表し、情報やアイデアの共有をしました。最後に、各グループから1名ずつ代表を選び、次回のゼミナールで行われる予定の「アウトライン発表会」のリハーサルを兼ねて、発表しました。対面で話し合うことの良さやありがたさを噛みしめながら、互いに切磋琢磨することができ、貴重な楽しい時間となりました。

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10月24日(日)

先端技術講演
題「インフラ維持メンテナンスにおけるDX及びそのデータの利活用」
講義内容:コンクリート構造物のひび割れ計測技術について

 オンラインで先端技術に関する講演が行われました。講義1、講義2、そしてワークショップという三部構成で、進められました。講師は、構造物の測量、設計、システム開発を行う企業「クモノスコーポレーション株式会社」の方々でした。
 講義1では、現場の技師の方から多くの写真や動画を使って、海外の多くの国々からの依
頼を受けて世界各地の人々と交流を図りながら仕事をしている様子を説明していただきました。無数のレーザーを照射しながら計測し、膨大なデータを集積・分析できる三次元計測の技術により、遠隔からの計測が可能なため、老朽・劣化した橋をはじめ、古代遺跡なども計測できることの紹介がありました。
 講義2では、上記の技術の開発・企画を担当している方のお話を伺いました。近代的ビル歴史的に価値のある建造物などを単なる画像・映像ではなく、計測して得られるデータか作成した仮想世界と実際の現実世界を結び付けたMirror Worldの話、ありとあらゆるデータを収集して人とロボットが共通認識で使えるコモングラウンドの話等を、たくさんの画や資料を使って説明していただきました。専門的で難しい部分もありましたが、具体的で印象に残るお話しでした。また、最先端技術における日本の担う役割等、これから次世を代表していく活躍する研修生へ向けて熱いメッセージもいただきました。
 ワークショップでは、研修生たちはブレークアウトによる小グループに分かれ、コモングランドでの可能性について議論をし、理解を深めました。最後に、全体で議論した内容をし合いました。

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