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東京教育委員会

東京都都立高校生対象留学支援 次世代リーダー育成道場

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次世代リーダー育成道場とは

9月のレポート

9月23日(木・祝)

ゼミナール研究② 【Aコース】

 オンラインにより班別で実施しました。今回の研修の目的を確認した後、研修生は4人~5人のグループに分かれて研究協議を行いました。研修生が作成した「ゼミナール研究アウトライン(様式 1 )」をもとに、「研究の目的」「現状」「課題」を中心に発表しました。他の研修生はそれに対して問題点、疑問点や優れていると思う点を出し合って協議しました。協議は、①研究テーマは「現代社会の課題を探究しその解決策を考える」という研究としてふさわしいものになっているか、②テーマ設定の理由や研究の目的は明確になっているか、③客観的かつ具体的 に現状を認識してい るか、④課題を明確につかんでいるか、そして⑤最終的に提言に結び付いていく流れができているか、の5つの観点に沿って行われました。
 グループ協議の後、班で全体協議を行いました。グループの代表者が話し合った内容を発表し、班全員でメンバーの研究テーマと内容を共有しました。次回の第3回では、調査活動計画の作成も含めてゼミナール研究アウトラインの完成を目指します。

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交流研修会【Aコース】

 次世代リーダー育成道場第6~7期生と、昨年12 月に留学を終えて帰国した第8期生Aコース及び世界で活躍する社会人ゲストがオンラインで集いました。
 本研修は、海外留学や海外生活を経験したことのある社会人ゲストから、その後の進路や就職等に与えた影響について直接お話を伺い、意見交換を行うことによって、研修生 及び修了生が将来のビジョンをより明確に描けるようになることを目的に実施しています。
 社会人ゲストによるパネルディスカッションでは、3人のパネリストに、それぞれ国際社会での多様な体験を話していただきました。そのお話 の中で、「失敗はプロセスです。失敗したら、That’s a nice try ! と自分に言い聞かせ、前向きに捉えています。」という言葉が印象的でした。
 研修生と修了生とのグループディスカッションでは、修了生が自分の留学中の挫折や、その乗り越えたきっかけなどについて話しました。その後、社会人ゲストが加わり、海外体験と今のキャリアのつながりなどについて、さらにディスカッションを継続しました。
 研修のまとめとして、「未来にもっていきたい気付き、想い、行動」をチャット機能で共有しました。「どんなに大変 な状況でも、それを力に変える」「挑戦し続ける気持ち」「自分が大切にしたいものへ向かっていく行動力」などがチャット欄に並びました。これから留学しようとする 10 期生と、様々な留学経験を積んできた修了生や社会人ゲストとの、有意義な意見交換と交流の機会となりました。

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9月26日(日)

英語② 【Aコース】

 ネイティブの講師の指導のもと、6、7人の小グループに分かれて、実践的な英語の演習を行いました。例えば、留学した際に出会う様々な場面を想定して、「必要なものを求める」「お願いをする」「許可を求める」「方法を尋ねる」といった会話練習を、ロールプレイングを通して、想像力を豊かにして行いました。自己紹介の場面では、話の内容だけでなく、声の大きさ、目線、表情やジェスチャーなどに注意して、海外の友人に対して、より印象に残る表現を工夫しました。また、具合が悪くなって病院に行くという 状況を想定した場面では、病気や怪我に関する用語や表現を確認した後、医師との会話をロールプレイングしました。研修生は英語のコミュニケーション能力の向上を目指して、熱心に取り組んでいました。

異文化オリエンテーション【A・Bコース】

 本研修は、異文化理解という観点から出発前・滞在中・帰国後に直面する困難に対処する姿勢を培うために実施されました。第1部では、JICA職員の方から、海外青年協力隊の活動に応募した経緯や、派遣先のルワンダ、スーダン及びエジプトでの生活や活動の様子をお話しいただきました。海外での活動を通して得たことは、自分の様々な可能性に気付くことができたこと、様々な価値観に接して世界を複眼的に見ることができたことだそうです。その後、ペアワークでアイデンティティについて考えを深めました。最後の質疑応答では、研修生は積極的に質問し、講師から貴重なアドバイスをいただきました。
 第2部では、「 VUCA な時代の異文化理解」をテーマに JOCA JIC A 海外協力隊 OB、 OG 組織の方)の方の進行で異文化を知ること、その背景を理解し分析すること、協働して解決策を出すことについてワークショップを通して学びました。「皆が暮らしやすい社会の実現」をテーマにグループワークを行いました。研修生からは、「相手に自分の常識だけで評価しないこと」「相手に興味をもつこと」「認め合う勇気をもつこと」など、異文化への理解を深めるとともに、異文化に接する態度を学ぶことができました。

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               <JICA、JOCAの投影資料の一部>

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