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東京教育委員会

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次世代リーダー育成道場とは

8月のレポート

8月18日(水)

ゼミナール研究① 【Aコース】

 ゼミナール研究は、自分の興味・関心のある分野で、現代社会の課題を探究し、その解決策を提言することを目的としています。「将来様々な分野や組織で活躍する人材になる。」という視点から事前研修と留学を通して、計画的に研究を進め、報告書にまとめました。 

 研修では、少人数の班に分かれて、各自の研究の内容や課題などを発表し、意見交換を行います。このことを通して、お互いに切磋琢磨し、主体的に学習する態度、論理的思考力や表現力を身に付けます。

 67名の研修生が5班に分かれ、論文と感想文の違いや、論文作成の手順、テーマ設定の考え方などを中心に、班全員で論文の書き方を学びました。その後、ゼミナール研究を進めるための大まかな「見通し」を作る演習をしました。さらに、「見通し」の例をいくつか用いて研究の見通しが分かりやすいか否か、テーマ、現状、課題、調査が適切に整合しているかなどに注目しながら協議を深めました。これらを踏まえ、最後に次回の課題である「ゼミナール研究アウトライン」の作成方法を確認しました。 

 協議を通して、事前に考えた自己の研究テーマについて多角的な視点から客観的に捉え、見直すことができました。

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8月22日(日)

歴史① 【Aコース】

 留学先国であるオーストラリアと日本との関係を念頭に置きながら、3回に分けて学ぶその第1回で、「近代国家日本の成立~開国から日清・日露戦争まで~」を学びました。

 研修生は事前学習として、この時代に関する動画 を視聴し、それ ら を踏まえて事前課題を複数の資料で調べ自分の考えをまとめてきました。

 前半の講義は第1回の事前課題について考えました。 講義を通して、 課題そのものに対する疑問 など 、 様々な視点から歴史的事象について学びました。

 後半は、1グループ 22~23 人の3グループに分かれ、その中でさらに4~5人の小グループに分かれて活動しました。まず、 事前課題を発表し合い、小グループでまとめたものを全体の場で発表・協議をしました。 次に、 この時代についての学習課題をそれぞれが設定し、小グループ及び全体の場で発表・協議 を しました。 自ら学習課題を設定 し、それを探究することで歴史的事象の本質を捉えやすくなりました。

 研修生は グループや全体の場で 熱心に発表し合うなど、意欲的に学習活動に取り組み、近代化の過程における明治期の人々の努力や苦労、成果と課題について認識を深めました。

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講義 【A・Bコース】

 「次世代に未来をつなぐために」と題して、社会の持続可能な発展に役立つ事業を支援する一般社団法人 Earth Company 代表理事の濱川明日香氏の講演がありました。この講演は研修生の自宅とインドネシアのバリ島で活動する濱川氏をオンラインで結び行われました。

 講演の前半では、参加した研修生に対して ①挑む勇気、②自己表現、③受け入れる、という「3つの学び」のアドバイスをいただきました。

 講演の後半で、好きなこと、得意なことに取り組み、更にそれが、世界が必要としていることと一致すれば、生きがいに通じる、という言葉が印象的でした。濱川氏の講演は研修生に 自分の将来の目標を設定するための様々なヒントになったことでしょう。

 その後、講演内容をもとに、自分自身の将来の目標や今後の活動について、研修生同士で話し合いました。ワークショップを通して、10年後の自分のイメージを明確化し、そこから自身が次世代リーダー育成道場で何を得ていきたいかを考えました。そして、各自が道場で成し遂げたいことをまとめて、仲間から応援メッセージをもらい、留学に向けての決意を新たにしました。

 研修後の感想で、「様々な視点からの意見を聞けて視野が広がった」「同じような悩みを持っていることを知り勇気付けられた」「仲間の高い志に刺激を受けた」「自分の目標に応援の言葉を受けて頑張る勇気がわいた」などの言葉が寄せられて、とても有意義なグループ・ワークになりました。

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