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次世代リーダー育成道場とは

1月のレポート

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1月17日(日)

ゼミナール①【Bコース】

 ゼミナールの事前研修として、令和2年10月に「研究テーマを考えよう」というワークシートに、今後、自分が研究していく内容について考えていました。事前に考えたことを基に第1回のゼミナール研究をオンラインにて実施しました。

 研修内容は論文の書き方、研究テーマについてのアウトラインの書き方などでした。Web会議ツールを初めて使用する研修生が多かったのですが、大きなトラブルもなく開始することができました。まず自分の研究テーマについて、専門員が画面上に提示した「研究テーマを考えよう」を見ながら一人ずつ、今考えている研究テーマとその理由を発表しました。発表後、専門員がアドバイスをし、他の研修生は発表と専門員のアドバイスを熱心に聞いていました。

 次に研究のアウトラインの書き方について、専門員がゼミナール研究ハンドブックを表示しながら、研修生全体に説明しました。

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1月24日(日)

歴史②【Bコース】

 本研修は、研修生が日本の近現代史及び日本と留学先国との関係について、世界の歴史を踏まえながら理解し、自分の言葉で説明できることを目標としており、今回は、第一次世界大戦勃発から第二次世界大戦終結までが研修の範囲でした。研修生は事前学習でNHK高校講座日本史の「新たな国際秩序」等の関係する講座を視聴し、事前課題に取り組んだ上で、当日の研修に臨みました。研修生は事前研修として、あらかじめ、「オレンジ計画」、「ハル=ノート」、日本からアメリカ合衆国やカナダへの移民の歴史などの課題に取り組み、当日は、日本の近現代史担当専門員による解説動画を視聴しました。その後すぐに、事後課題のテーマについて、自分の考えをまとめ、電子メールで提出しました。提出された課題からは、研修生が熱心に調べて自分の考えをまとめたこと、そして、太平洋戦争直前の複雑な歴史、アメリカ合衆国やカナダでの日本移民の労苦について認識を深めたことが伝わってきました。

日本の伝統・文化【Aコース】

 「日本の伝統・文化」の鑑賞および体験が、オンライン実施されました。

 日本の伝統・文化の一環として、前半は「講談」の鑑賞をし、後半は折り紙の「体験」をしました。前半の講談では、講談師の神田京子さんに、「渋沢栄一」および「鉢の木」という二つの演目を演じていただき、鑑賞しました。特に「鉢の木」については、画面に写し出された本文を見ながら、どのように講談特有のリズムを付けて、調子よく語っていくかを示していただき、体験的に学ぶことができました。

 オンラインでの実施ではありましたが、神田京子さんがすぐそこで熱演されているかのような迫力でした。鑑賞後、研修生は積極的に、「外国の方へ講談を広めていきたいと思ったきっかけ」や「外国の方へ講談を伝える時に苦労したこと」などの質問をしていました。

 次いで、「渋沢栄一と勝海舟」の著者で歴史家の安藤優一郎氏から、渋沢栄一が「日本資本主義の父」と言われる理由について、渋沢栄一の生涯とその著書「論語と算盤」に見られる彼の考え方・生き方に触れながら、講義を受けました。

 後半は、日本文化体験交流塾の講師の方から、日本の折り紙について、その歴史の説明を受けた後、実際に紙を使って、折り紙を折る体験をしました。オンラインで、講師の方の指示にしたがい、「犬」「カードケース」「飛行機」「兜(かぶと)」「鶴」を作りました。

 その際、折るときの様々な動作を外国の人に伝えるために、英語ではどのように表現するかについても学びました。

 3時間に及ぶオンラインの鑑賞、講義、体験でしたが、研修生は、対面による講義同様に、熱心に取り組んでいました。

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