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9月のレポート

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9月16日(月・祝)

先端技術施設見学【8期生ABコース】

 午前中はBコース、午後はAコースの研修生を対象として、横浜市にある「三菱みなとみらい技術館」で研修を行いました。
  最初に、技術館職員の方から「日本の先端技術」と題して講義をしていただきました。ロケットと飛行機の構造上の違い、ロケットが重力圏を脱出するのに必要なこと、ロケットエンジンの構造や開発の苦労などを、お話しいただきました。
  次に、研修生が25名ずつ四つの班に分かれ、展示ゾーンを見学しました。技術館職員の方のガイドで、陸(エネルギーの多様性)、海(しんかい6500)、空(MRJ)、宇宙(H-2Aロケット)の四つのテーマ別展示ゾーンを、説明を受けながら順に見学しました。四つのテーマを共通して貫くコンセプトは「持続可能な開発のための最先端技術」でした。
  最後に、「グローバル社会における技術者の役割」と題して、海外で実際に都市向け新交通システム(AGT)の設計・建設に多国籍のチームの中で働いた経験のある技術者の方から講義をしていただきました。
  研修生が「海外の方々と共に働く中で難しいと感じたこと」について質問すると、技術者の方からは「考え方が異なる部分があり、互いに理解するまでに時間がかかった。異文化の尊重がビジネスにおいても大切である。」と答えてくださいました。研修を通して、グローバル社会における働き方や日本の先端技術への理解を深めていました。

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9月23日(月・祝)

英語②【Aコース】

 英語は、前回のTOKYO GLOBAL GATEWAYでの学習に引き続き、2回目です。今回から毎月1回のペースで3か月、同じ少人数のグループで実践的な英語を学びます。
  1時間目は緊張している様子の研修生が多く見られましたが、講師の先生方の言葉掛けやスモールステップを踏んだ活動により、時間を追うごとに慣れてきていました。
  研修では、留学中に表現を使用できるように、研修生が英語を使う場面が多く設定されています。研修生は自分の家族や趣味、学校生活の写真を見せながら、留学先の家族や友人に紹介するつもりで、ペアになって説明する人と質問する人の役割を交代して交互に演じるなどの活動を行いました。
  また、研修生は言葉だけでなく、声の出し方、表情やジェスチャーで自分の意志や感情を伝えることも学んでいました。

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歴史①【Aコース】

 東京都歴史教育研究会会長、都立杉並高等学校長の金澤利明先生を講師として、江戸から東京への変遷を学ぶ研修を行いました。取り上げた内容は、東京とワシントンの桜の結び付き、岩倉遣欧使節団の様子、万国博覧会の歴史とその時代における意義等でした。
 事前課題として出されたワシントンの桜について各自で予習してきたため、研修生は当時の新聞記事などを通して、一層理解を深めていました。万国博覧会については、その役割や、帝国主義的な側面についてグループで意見交換を行いました。パリ万博で録音されたオッペケペー節を実際に聞く貴重な体験や東京都独自の教科書「江戸から東京へ」などの資料を基に研修を深めることができ、研修生にとって学びの多い時間となりました。
 歴史上の出来事は、現在の価値観から単純に判断するのではなく、その時代全体の文脈から歴史の流れを読み解いていくことが大切であることを学んでいました。

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9月29日(日)

ゼミナール②【Aコース】

 第2回ゼミナールでは、自分の研究テーマを確定し、留学前及び留学中の調査研究や研究報告書の作成について見通しをもつことを目的に、グループ協議を行いました。グループ協議では、自分の研究の目的、研究対象とする事象の現状及び課題、調査計画、提言の方向性などについて発表し、互いに問題点・疑問点、優れている点などを指摘し合いました。他の研修生から、研究テーマ設定の理由や、現状及び課題の根拠、調査方法の妥当性について質問が出され、質疑応答を通して自分には見えていなかった視点に気付き、今後の調査方法を見直していました。

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合同研修会【ABコース】

 合同研修会は、第8期生と留学を終えて帰国した第6期生を交えたグループ編成で研修を行いました。海外での留学経験のある国内外で活躍する社会人をゲストに招いて、パネルディスカッションを聞いたりグループ協議を行ったりしました。
  前半の社会人ゲストによるパネルディスカッションでは、3人のパネリストが、自らの経験や努力した点、海外体験の価値や海外で仕事を進める上での苦労、コツなどについて話をしてくださいました。研修生からは、「海外での経験が現在の仕事や生き方にどう影響したか。」などの質問がありました。
  後半のグループ協議では、社会人ゲストが、8期生と6期生に「高校時代の自分」から「変わるきっかけ」の瞬間を経て、「現在の自分」に至るまでのエピソードを話してくださいました。また、6期生がゲストとなり自らの経験を基に現地校の様子や現地校で友人を増やすために行った工夫などについて話してくれました。帰国したばかりの修了生の姿に、8期生は、自信や経験の差を感じ、修了生がとても大きく見えたようです。
  研修生にとっては、社会人や修了生との対話を通して、自分の留学やその後の将来に更なる期待をもてる研修となりました。

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