令和２年７月23日（木・祝）に、教職員研修センター視聴覚ホールで第７期生Ｂコース修了式・成果発表会を行いました。

研修生は平成30年７月に次世代リーダー育成道場に入校後、国内での事前・事後研修や、令和元年８月から約８か月の海外留学を経て、この日を迎えました。
 はじめに、99名の修了生一人一人に、次世代リーダー育成道場長である宇田 剛 教育監から修了証書が授与されました。誇らしげに修了証書を受け取る修了生からは、留学を通して培った自信が感じられました。
 修了証書授与後、宇田教育監から、「新型コロナウイルス感染症の収束の見通しが立たない今日の状況下だからこそ、留学中に異なる文化や考え方に触れ、困難に直面してもそれを乗り越えてきた皆さんに力を発揮してもらいたい。」との言葉が送られました。
 続いて、修了生代表から、「私たち研修生は毎日の試練の中で決して諦めずに挑戦し、精一杯努力して生活してきました。そして、受容力、積極性、忍耐力など数えきれないほどの資質や能力を得ることができました。」とあり、また、「今日のこの修了式を未来の自分にとっての『はじまり』と捉え、目標に向けて頑張ります。」と力強い言葉がありました。
 その後、修了生代表による成果発表が行われ、留学中に挑戦したことの成果や、自ら行動することの大切さなどについてスピーチがありました。また、「日本人生徒の理系嫌いをなくす～日本とカナダの教室から探る～」を研究テーマとした「ゼミナール研究」では、日本とカナダの理数教育のそれぞれの良さを踏まえ、短期的に取り組めることと、長期的に取り組むべきことに分けて具体的な提言をしました。
 いずれの発表からも、２年間にわたる研修や留学生活によって研修生が大きく成長したことが感じられ、大変有意義な「修了式・成果発表会」となりました。
 なお、開催に当たっては、参加者全員がマスクを着用し、修了生は十分な間隔をとって着席するなど、新型コロナウイルス感染予防への対策を取りました。修了生の保護者は別室にて、会場の映像を見る形の参加となりました。