はじめに、講師である日米学術協会のジャロ・クレイグ氏より、留学生活が今後の人生に大きな影響を及ぼしていくことや自身の日本への留学が、現在の仕事につ ながっていることなどについてお話をいただきました。
続いて、事前課題となっていた「留学での最も重要な挑戦」、「留学で成長できたこと」、「留学で得たこと」、「グローバルリーダーとしての留学の成功 の秘訣」、「グローバルリーダーとして最も大切なこと」の5つの質問への回答を研修生が全体の前で発表しました。研修生はクレイグ氏とのやり取りを通して、 留学生活での経験を全員で共有することがでました。
最後に、帰国後の「逆カルチャーショック」については、海外への長期滞在後の帰国の際に誰もがよく経験することであり、留学先での生活に馴染もうと努 力した自らの成果でもあるとのお話をいただきました。今回のオリエンテーションでは、研修生それぞれが自身の留学について振り返り、今後もリーダーとして活躍できるように気持ちを新たにすることができました。
アメリカ・カナダから帰国した研修生は、5つのゼミナール班に分かれ、事前研修から留学中にかけて取り組んだゼミナール研究についての報告と質疑応答を行いました。
研究報告では、「障害のある子供たちへの教育制度」、「遺伝子検査の功罪」、「たばこ規制と都市東京」など、多岐にわたる研究テーマについて、日本と 留学先国でのアンケート調査や実際に体験したことを基に提言し、互いに質疑応答を行いました。
報告会での研修生の様子からは、ゼミナール研究や留学を通して高めた表現力、そして多くの経験が礎となっている自信が感じられました。
生徒一人一人が留学体験を通して学んだ成果を共有した成果報告会となりました。