教職員研修センターを会場として、茶道、折り紙、風呂敷に関する講義や体験学習を実施しました。
茶道では、実際に茶(抹茶)を点て、人に振る舞い、振る舞われた人は礼をして茶をいただくという一連の所作を学びました。
折り紙体験では、様々な折り方を学び、自ら折っていく中ででき上がっていくものに、研修生たちは感動していました。
特に折り紙で折った鉛筆は、本のしおりや建物の中の会場案内標識にも活用できるので、折り紙の実用的な側面を新たに知ることができました。
風呂敷体験では、一枚の布が、結び方によって、様々な大きさの鞄、包装、包帯などに形を変え、様々な用途に使えることを学びました。
研修生は体験に加えて、講師から歴史や基本的な考え方などについての説明を聞くことで、日本の伝統・文化についてより理解を深めることができました。
前半は、「留学生活の概要」、「留学準備」、「留学中の諸注意」、「留学の規則と処遇」、「学校への届出や単位認定」について説明しました。
後半は、留学先別の会場に分かれ、留学先(オーストラリアまたはニュージーランド)の紹介やビザ申請、
追加アプリケーションについての説明を行いました。
出発まで3か月となり、書類の提出や英語力の更なる向上など、留学に向けての準備が本格化しています。
研修生にとって今回のオリエンテーションは、増々緊張感をもって取り組んでいかなければならないと自覚する機会となりました。
今回は、プレゼンテーション、ディスカッション、ディベートの三つの練習を行いました。
プレゼンテーションでは、一人一人が英語で日本文化について発表した後、皆でその発表の仕方について評価し合いました。
ディスカッションでは、「学校で携帯電話を禁止にするべきか。」というテーマで、話すことを15秒で考え、1分間で話すという練習を行いました。
研修生の多くは、短時間のうちに考え、話さなければならないことにまだ慣れておらず、苦労していました。
ディベートでは、「動物実験を支持するか。」をテーマに行いました。ディベートの前にまず、話題に関連する語彙を確認し、議論を進めていくのに有用な表現を学習しました。
賛成と反対に分かれて議論するので、内容だけでなくグループ内での作戦を立てることも大切になることを学びました。
英語でのディベートが初めての研修生が多く、英語で筋道を立てて論じることの難しさを実感していました。
第3回では、次回のアウトライン発表会に向けて、研究アウトラインと調査活動計画を検討しました。
研究テーマに基づき、研究の目的は明確になっているか、調査研究の方法は具体的で現実的なものか、
提言の方向性を見出しているかをグループで協議しました。日本及び留学先での研究を充実したものにするために、
研修生は真剣に相手の説明を聞いたり、自分の意見を述べたりしていました。
グループ協議の後、各グループの代表者が自分の研究アウトラインを発表しました。研究内容が明確になっている発表が多く、
聞いている研修生たちは大きな刺激を受けるとともに、次回の発表に向けて意識を高めていました。