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2月のレポート

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2月4日(日)

英語実践演習②【Bコース】

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始めに、一人ずつ自己紹介した後、事前課題の単語学習の確認テストを行いました。

次に、ホームステイにおけるホストファミリーとの会話やスキット、自分の言葉でアイデアを表現する演習に取り組みました。

ホストファミリーとの会話やスキットでは、門限や清掃、食器の片付け、バスルームの使い方、洗濯の仕方、ゴミ処理などを題材に演習しました。また、「同意する、しない」、「展開する」、「確認する」、「話題を変える」等の英語表現を学び、テキストの会話例を基にペアになって実践演習をしました。

研修生はホームステイにおける会話演習を通して語彙や英語表現を覚え、その使い方を学び、スムーズに会話ができる一歩を踏み出しました。また、自分の要望や助けを必要としていることについて、躊躇しないで相手に伝えることの大切さを学びました。

次に、「学校の制服は必要か」について、用意してきた自分の意見を発表した上で、制服が必要である側、必要でない側に分かれ、根拠に基づき英語でディスカッションに取り組みました。

研修生は、始めは緊張して自分の言葉で考えや意見を述べることに悪戦苦闘していましたが、徐々に慣れていきました。

英語実践演習を通して、留学において、コミュニケーションをとるために必要な表現や態度について、一人一人が実感をもって学んでいました。

近現代史②【Bコース】

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「第二次世界大戦前夜から国際社会への復帰まで」を、我が国の政治・外交の動き、中国などのアジア諸国との関係、欧米諸国の動き、戦時下の国民生活、戦後の諸改革と日本の歩みなどを柱に学習が進みました。

 その中でも、「オレンジ計画」、「ハル・ノート」などをキーワードとして、事前に学習で調べてきたことを発表したり、グループでディスカッションしたりして、理解を深めました。学習のまとめとして、「太平洋戦争における日本とアメリカ合衆国との戦いを、アメリカ合衆国又はカナダの人々にどのように説明するか」について、自分の考えをレポートしました。

2月11日(日)

英語による講義①【Bコース】

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10人ずつの10グループに分かれて、留学中の現地校での授業を想定した模擬授業が行われました。英語、歴史、数学、化学、美術の5教科で、研修生はこの中から3教科の授業を受講しました。

英語の講義では、キング牧師のワシントン大行進における演説"I have a dream"を題材に、レトリック表現の大切さを学びました。歴史の講義では、アメリカ、カナダ、オーストラリアについて、共通する発見、移住、独立などの歴史を学びました。数学の講義では、数式の展開についてその解き方を学びました。化学の講義では、地球の炭素循環システムについて学習しました。美術の講義では、異なる時代や国における多様な芸術作品を鑑賞し、それらについて意見を出し合いました。作品の中には葛飾北斎の「富嶽三十六景」もあり、日本の芸術が世界に与えている影響について理解を深めることができました。

ゼミナール①【Bコース】

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ゼミナール研究は、現代社会の中に様々な課題を発見し、一つの課題を取り上げます。そして、それについて情報を収集し、調査・分析・考察し、解決に向けての提言を行います。国内事前研修から留学中も継続して取り組み、「ゼミナール研究報告書」を執筆します。

第1回は、100人の研修生が5会場に分かれ、各会場で4人ずつ五つの班を作り、研究テーマについて班別協議を行いました。一人ずつ設定した自分のテーマについて説明した後、「優れた点」、「あいまいな点」、「更に考えるべき点」などについて、意見交換や議論をします。お互いにフィードバックを得ながら、研究の目的を明確にすることができました。議論が特定の方向だけに偏りがちな場合には、担当の支援専門員から、別の角度からの見方や発想もあるといったアドバイスを受けていました。

第1回では、テーマ設定を明確にすることを目標としました。第2回では、調査方法や提言の方向性について議論していきます。

2月25日(日)

英語実践演習③【Bコース】

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始めに、講師と研修生が自己紹介をしました。その後、会話トレーニングとして、「基本となるストーリーから、想像を膨らませて即興で質疑応答を繰り広げる。」ということを二人一組で行いました。

次に、事前に与えられたエッセイについてまとめてきた自分の意見をベースに、ディスカッションを行いました。エッセイの内容は、従来の紙の本と電子書籍を比較したもので、研修生にとって取り組みやすいテーマであったため、それぞれの長所と短所を考察し論じ合うことができました。

演習のまとめとして、スピーチやプレゼンテーションで大切な三つの技術(Walk & Talk、Eye Contact、Gestures)について復習しました。研修生はその技術を使い、国際交流サミットでの発表も意識し、順番に自分の部活動や習い事などについて発表しました。

英語実践演習も3回目となり、ジェスチャーを交えて流暢に発表するなど、研修の成果が見られるようになりました。

近現代史②【Bコース】

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主題「高度経済成長、冷戦、そして現在・未来へ」で、研修生は講義内容や事前課題「冷戦下における日本の立場と役割はどのように変わったか」、「今日の国際社会の課題があるか、また、我が国は、どのような役割が求められているか」について、NHK高校講座日本史ライブラリーを視聴し学習したことを基に、グループ協議を行いました。特に現在、日本や世界が抱えている難民問題、テロの問題、安全保障、地球温暖化対策、発展途上国援助などの差し迫った課題についての協議では、積極的に発言していました。協議後のグループ代表の発表では、日本と世界の特徴、課題や日本の役割を各歴史的事象の確かな根拠に基づいて、堂々と自分の言葉で表現していました。

この近現代史の学習を通して、研修生は日本の近現代史に関する知識や認識を高め、留学先で今日の国際社会における日本の政治的・経済的な役割や歴史的事象について、自分の言葉で語るための学習ができました。

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