出発の会では、東京都教育委員会からの挨拶、研修生代表の言葉、そして引率者の紹介がありました。
直前オリエンテーションでは、6期生事務局から「出発当日の時程、留学の行程、連絡体制等」、「留学の心構え」(現地生活、ホストファミリーとの生活、適応プロセス等)についての話がありました。
また、東京都教育委員会からは、「次世代リーダー育成道場のねらい」、「研修生としての使命」、「留学の規則と処遇」、「トラブル事例」、「留学への心構え」についての話がありました。
以上の全体会のあと、質問等のある保護者や研修生のために個別相談ブースが設けられ、情報提供や確認が行われました。
留学先がクイーンズランド州の研修生は1月19日に、南オーストラリア州の研修生は1月25日に、それぞれ日本を出発しました。
英語実践演習は、5人一組の少人数グループで行います。最初は緊張して声が出ない状態でしたが、次第に気持ちがほぐれ、楽しく学ぶ研修生の姿が見られました。
研修生は、「Homestay Daily Life Skit」としてホストマザーやホストシスターとの会話や、店員とのやり取りに挑戦しました。講師の巧みな指導で、基本的な言い回しを身に付けている様子が見られました。また、研修生同士が目的や場面に応じて、英語でやりとりしていました。
ネイティブスピーカーの講師は、研修生に語り掛け、問い掛け、発話を引き出しながら適切な単語や表現を板書し説明を加えます。次回に向けた課題は、60個の単語を学習し、配布されたエッセイについて自分の考えをまとめてくることです。
明治時代から今日までの日本の歴史を学ぶ全3回の研修の第1回目です。「日清・日露戦争から世界恐慌まで」を、我が国の国際的地位の向上、我が国と近隣諸国との関係の変化、アメリカとの関係の変化、我が国が植民地にならなかった要因などを柱に学習しました。個人の事前学習、4人1組のグループ協議、全体の場での発表、補足説明と進む、研修生主体の講座です。100人の研修生にはそれぞれに歴史学習に対して得意不得意がありますが、近現代史の学習を通して、全ての研修生が自分の言葉で我が国の近現代史について、世界史を背景として表現できる力を身に付けます。