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10月のレポート

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10月1日(日)

日本の歴史に関する学習①【ABコース】

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 港区にある都立中央図書館において午前中にAコース研修生が、午後からBコース研修生が日本の歴史に関する学習①を受講しました。
 はじめに、品川女子学院高等部校長の仙田直人氏と都立西高等学校長の宮本久也氏を講師に迎え、「江戸から東京へ」を使用した講義を受け、江戸から東京へと移り変わる歴史的事象を画像や古地図を通して学びました。
 次にA・Bコース研修生はそれぞれ3グループに分かれ、順次、浮世絵、切絵図、歴史的報告書、ポスター等の中央図書館所蔵資料を閲覧し、解説を聞きました。歌川広重の「日本橋(東海道五十三次)」、橋本周延の「鹿鳴館貴婦人慈善会図」、吉田初三郎の「關東震災全地域鳥瞰圖繪」、昭和15年に実施されるはずだった幻の東京オリンピック資料など、研修生たちは熱心に鑑賞していました。
 また、閲覧フロアにて、留学先で日本の文化や東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を紹介するときに役立つ「“パートナー”本を見つけよう!」という活動をしました。本物の資料に触れ、江戸・東京について理解を深めた一日でした。
 この日の学習を踏まえて、「江戸城の遺構と日本橋界隈のフィールドワーク」を行います。

10月9日(月・祝)

先端技術施設見学【ABコース】

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 午前中、6期生AB両コースの研修生200名は、江東区にあるテレコムセンタービル14階にあるアジアスタートアップオフィスMONOという施設を見学しました。
 MONOは、日本の先端技術によるものづくりを支援するための研究施設をもった会社で、先端技術の開発と起業家によるベンチャー企業の立ち上げを支援することを目的として平成25年に設立されました。 これまで40近いスモールビジネスの立ち上げを支援してきた、ということでした。
 研修生たちは、また、40名ずつのグループに分かれ、VR(仮想現実)の事例、厚紙でのロケットづくり、3Dスキャナーの仕組みと応用、日本全国の土壌分析とデータベース化による科学捜査の可能性の拡大について、それぞれ25分ずつ、説明を受けたり簡単な実験・実習をしたりして、先端技術開発の一端に触れました。
 また、施設内見学では、関連図書のコレクション、コンピュータと  3Dプリンター、ディスカッションルームなどを見ました。

異文化オリエンテーション・渡航前オリエンテーション【Aコース】

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 午後の前半は、研修生100名を対象に「異文化オリエンテーション」が、後半は研修生とその保護者を対象に「渡航前オリエンテーション」が、日本未来館ホールで行われました。
 「異文化オリエンテーション」では、講師の留学体験から「コミュニケーション基礎力と異文化理解」について、具体的な事例に基づいて説明がありました。特に生活する上で最も重要なコミュニケーションは「自分」と「相手」による意思のキャッチボールです。気持ちのよいキャチボールを行うために「発信者」は、「相手をよく見る」、「相手に身体を向ける」、「相手に届く声」、「受信者」は「相手に身体を向ける」、「顔を挙げて相手の目を見る」、「反応する」ことが大切であると、強調されました。研修生にとって、留学で言葉や文化の異なる人たちの中で生活するために必要なことを学び、改めて留学への意欲を新たにしていました。
 後半の「渡航前オリエンテーション」では、東京都教育委員会挨拶後、「留学生活」、「ホームステイ・学校」、「留学に向けた準備」、「英語個別フォローアップ研修」についての話がありました。その後、東京都教育委員会から「留学の規則と処遇」、「学校への届出や単位認定」についての説明がありました。
 その後、オーストラリア生まれ日本育ちのクイーンズランド州政府駐日事務所の方から、オーストラリアでの留学体験についてお話いただきました。オーストラリアの学校のシステムや生活、授業、制服、学校外アクティビティ、留学への心構えやサポート態勢に関する具体的な内容について説明がありました。研修生や保護者とって留学への不安を解消し、安心して留学できるという自信につながるものになりました。
 次に、次世代リーダー育成道場事務局から、現地での生活必需品やビザ申請についての説明があり、渡航のために必要な手続きを確認しました。研修生や保護者は、改めて留学前にしておくべきことを確認し、留学への準備について理解を深めました。

10月22日(日)

英語実践演習③【Aコース】

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今回の演習では、自己紹介の後、短文を読み、それについて二人がペアになって一方が英語で質問し、他方がそれに答えるという学習をしました。その短文は、「友人宅のディナーに招かれて、家族そろって車で向かう途中、ラジオで臨時ニュースを聞く。この近辺で凶悪犯が、刑務所から脱獄して逃亡中というニュース。さて、あなたならどうするか」という内容で、この問いに対する自分なりの考えをまとめました。その後、ペアトークやディスカッションで意見交換を行いました。
 次に、従来の紙の本と電子書籍を比較した英語の短文を読んだあと、各自の体験を踏まえ、それぞれの長所と短所を考察し論じ合うという内容に発展しました。紙の本のほうが手になじみ親近感がもてる、電子書籍は年中24時間いつでもワンクリックで買える便利さがあるなどの意見を英語で述べ合いました。考えのまとめ方や、英語表現について、ネイティブの先生から具体的な表現方法を学びました。
 最後は、この日の午後に予定されている「サミット」のリハーサルを行いました。グループごとに、日本と外国の教育の違い、地球温暖化、日本人の性格、いじめ、英語教育の重要性などのテーマについて、予習をしました。ネイティブの先生から、英語の表現だけでなく、発表時の体の動き、アイコンタクト、話すときの速度や声の大きさなどについても、具体的で細かな指導をしていただきました。
 実践演習も三回目を数え、研修生たちは自信をもって積極的に英語を活用し、自己表現とコミュニケーションに努めていました。

国際交流サミット【Aコース】

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国際交流サミットでは、日本の大学で学ぶ様々な国の留学生と一緒に、日本や留学生の母国のことについて、それぞれの考えを共有しました。
 まず、研修生10名とリーダーとなる留学生一人が一つのグループとなり、その中で自己紹介をし、質問に受け答えをすることで、異文化交流をしました。
 次に、「10年後の社会と私たちが果たすべき役割」という課題に対して、事前に考えてきたテーマについて、話し合い、それを模造紙にまとめ、英語で発表しました。研修生は違った文化をもつ留学生の意見も聞きながら、真剣に自分たちの主張をまとめていました。

10月29日(日)

ゼミナール研究③【Aコース】

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「ゼミナール研究アウトライン」を持ち寄り、五つのグループに分かれて互いの研究の目的や調査方法、提言の方向性などを話し合いました。最後にそれぞれのグループ代表が協議の内容やテーマ、グループで出た意見などを紹介しました。
 終了時に提出する「振り返りカード」の記述から、他の研修生の意見を得ることで、提言の方向性やテーマへの具体的な取組がより明確にイメージされていることが伺えました。「テーマの提言や方向性がだいぶ固まりました。調べること、調べたいこと、実際に現地でインタビューしたいことなども考えることができました。」と振り返っている研修生がいました。
 次回は最後のゼミナール研究で、全員がアウトラインを発表します。

日本の歴史に関する学習②【ABコース】

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 Bコースの研修生は午前中、Aコースの研修生は午後、日本橋に集合し、「江戸城の遺構と日本橋界隈のフィールド・ワーク」に参加しました。講師は、10月1日と同じく、品川女子学院高等部校長の仙田直人氏と、都立西高等学校長の宮本久也氏に務めていただきました。
 Aコース、Bコースともに、50名ずつ二グループになり、それぞれの先生の案内で、次のようなコースを巡り、都内の主要な歴史にゆかりのあるスポットを訪れ、説明を受けながら生きた歴史に触れました。
 日本橋、三越、三井本館(現、住友三井銀行)、日本銀行、常盤橋と渋沢栄一像、北町奉行所跡、東京駅、大手門、三の丸尚蔵館、百人番所・同心番所、富士見櫓、松の廊下跡、店主代、平川門。
 講師の先生方も研修生も、雨の中、傘をさしての巡検になりましたが、江戸から東京へと移り変わった様子について史跡を実際に見学することで、当時の歴史について理解を深めることができました。

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