12月10日、事後研修を実施しました。帰国オリエンテーションでは、ファシリテーターの進行により、「海外留学における成功とは」「修了生としての日本や地域に対する責任とは」等のトピックについて、グループごとに英語によるディスカッションを行いました。研修生は、約１年間の留学生活から学んだことを基に、身に付けたスキルを使いながら自分の考えや意見を堂々と話していました。

 ファシリテーターからは、「英語力を引き続き伸ばしていくことは、まだ開かれていない新しいドアを開け、未知の情報や経験を手に入れることにつながる。家族や学校、地域、地球規模で人々の生活を向上させることに貢献していかなければならない。 海外留学における成功の定義は多様であるが、見える結果だけに惑わされないことが大切である。」と、激励の言葉をもらいました。

 11月28日（火）に11か月にわたるオーストラリア、ニュージーランドから帰国した研修生の顔は、留学生活を終えて自信に満ちていました。また、日本に帰ってきた安堵感もうかがわれました。

 成果報告会では、ゼミナール班ごとに分かれ、研修生全員が、ゼミナール研究の成果を発表しました。留学前及び留学中の１年半、現代社会の課題解決を探究してきたものだけあって、どの発表も内容の濃いものでした。その後、日本とオーストラリア／ニュージーランドとの違いで一番驚いたこと、留学中に頑張ったこと、日本に帰国して感じたこと、今後の抱負などを発表し、これから進む方向について、考えを深めていきました。最後に、留学前に書いた「自分への手紙」を読み、留学中の自分の姿を振り返ることにより、改めて自己の成長を確かめました。