12月のレポート
12月11日(日)
国際交流サミット(Aコース)
第2回国際交流サミットでは、日本で学ぶ様々な国の留学生と一緒に、日本や留学生の母国のことについて、それぞれの考えを共有しました。
まず、研修生はグループごとに準備してきた「日本の先端技術の強み」をテーマにしたプレゼンテーションを留学生に向けて発表しました。ロボットテクノロジー、自動車開発技術、宇宙開発事業、医療器械開発など、各分野における日本の技術力について、写真を見せながら説明しました。
その後、留学生が母国の現状や抱えている問題などについて、研修生にプレゼンテーションをしました。研修生は日本の社会や生活とは異なる状況を一生懸命イメージしながら、世界の様々な現状を捉えようとしていました。さらに、地球規模で起きている課題解決に向けて、日本の先端技術をどのように生かしていくことができるかを、グループでディスカッションしました。
交流昼食会
11月にオーストラリアから帰国した4期生Aコースの研修生たちと昼食を共にしました。留学生活や現地の学校での学習について話を聞くことができました。
12月18日(日)
英語実践演習①(Bコース)
Bコースの英語実践演習が始まりました。第1回では、研修生100人が一堂に会し、スピーチやプレゼンテーションをする際に大切なことや効果を高める技術について学びました。
演習では、三つのトピックで構成したスピーチに挑戦しました。また、話すときの歩き方や視線、身振り、話すスピードや声の出し方や聞き手を引き付ける話し方「walk and talk」などのアドバイスを受けた後、グループごとのプレゼンテーションを行いました。はじめのうちは照れもありましたが、仲間のプレゼンテーションを見るにつれて、一人一人の動きが大きくなり、プレゼンターになることを楽しんでいるようでした。
今後、全6回の英語実践演習を通して、気持ちや考えを伝える表現力、効果的なプレゼンテーション力を身に付けていきます。
フォーラム(公開プログラム)
Aコース、Bコース研修生、一般都民を対象としたフォーラムを開催しました。フォーラムは、研修生や修了生のキャリア形成に関する考えを深めさせることや、次世代リーダー育成道場の成果を都民の方に発信することを目的としています。
第一部の基調講演では、外交ジャーナリスト/作家 手嶋龍一氏を講師にお招きし、「君たちの未来は世界とともに~まだ見ぬ友を探して~」と題した講演をいただきました。講演では、様々な分野で活躍してきた世界の人物が社会に与えた影響についてお話しをしていただきました。また、研修生や修了生に、次世代リーダー育成道場での研修や留学を通して身に付けた力をどのように発揮していくかと問い掛けるとともに、今後の活躍に期待する言葉をいただきました。
第二部の第5期生による事前研修発表会では、まず5名の代表がゼミナール研究の目的や方法、国内で行った調査の結果や留学先での研究の進め方など、研究のアウトラインを発表しました。
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- 「異文化理解~違いの受け入れ方を考える~」
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- 「日本とニュージーランドの少子化問題について」
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- 「日本の伝統文化を広めるために~イベントの取組から学ぶ~」
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- 「和食を通してみる世界の食文化~消えていく伝統食を守る~」
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- 「日本とオーストラリアにおける演劇と教育の交わり」
続いて、Aコース、Bコースの研修生の代表が英語に関する学習や日本の伝統・文化に関する学習等、学んだことを実演を交えて発表しました。
第三部では、3期生修了生と4期生修了生によるパネルディスカッションを行いました。育成道場での事前研修の学びや、アメリカ合衆国・オーストラリア留学を通して感じたこと、留学経験の意義や価値について話してくれました。
「特別プログラムでは、オーストラリアにいる難民の方々と話す機会があった。自分が知らなかった多様な問題に触れ、考え、議論することを通して、世界の情勢に興味をもち、もっと視野を広げて世界のあらゆる問題を見ていきたいと考えるようになった。」
(4期生Aコース オーストラリア)