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11月のレポート

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11月3日(木)

英語による講義①(Aコース)
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 英語による講義では、留学中の現地校での授業を想定したネイティブの講師による模擬授業を行いました。実施教科は数学、生物、美術、英語、歴史の5教科で、研修生はこのうち希望する3つの講義を受講しました。講義内容は中学校3年生から高校2年生くらいまでのレベルでしたが、中には専門用語を含む難しい内容の講義もありました。
 数学の講義では、代数について、FOILメソッドを用いた解き方を学びました。生物の講義では、動物界の環境による進化についてペンギンの生態を通して学習しました。美術の講義では、異なる時代や国における多様な芸術作品を鑑賞し、作品が表現していることについて考えを述べ合いました。英語の講義では、投書欄に掲載されたノーベル文学賞受賞者ボブ・ディランや寿司を題材にして、ディスカッションの仕方を学習しました。歴史の講義では、留学先であるオーストラリアとニュージーランドの国民の休日の意味や意義について、先住民の視点や植民地時代の歴史的出来事を背景に考えを深めました。
 現地校での英語による授業を疑似体験することにより、研修生は英語学習に対するモチベーションを更に高めていました。
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日本の伝統・文化に関する学習(Aコース)
 墨田区向島の東京スカイツリーのすぐそばにある片岡屏風店を訪問し、日本の伝統・文化についての講義の後、からくり屏風作りにチャレンジしました。
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 前半の講義では、通訳案内士の方から京都、東京、新潟、沖縄などの日本の伝統的工芸品の話や、屏風、浮世絵、陶器などを外国の人たちに英語で説明する方法についての話を聞きました。その後の演習では、講師の指導を受け、「まねき猫」を英語で説明しました。
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 後半の体験学習では、東京マイスターに認定されている片岡屏風店の片岡恭一さんから、からくり屏風の作り方を教えてもらいました。屏風の仕組みや用途、製造工程をお話しいただきながら、葛飾北斎の有名な富士山の浮世絵をデザインにしたからくり屏風の製作に取り組みました。作業を進める中で、からくり屏風の仕組みを目の当たりにし、皆一様に感嘆の声をあげながら、古来の人々の美を求める心、粋な遊び心、実際的な知恵とともに、日本の伝統芸術の優雅さと繊細さを実感しました。

11月13日(日)

英語実践演習⑤(Aコース)
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 英語実践演習⑤では、“Should more action be needed to reduce global warming?”と題し、地球温暖化対策のための行動の必要性や方策について、事前課題を基に意見交換を行いました。さらに、地球温暖化以外の地球規模の問題について、“Environment Issues”(環境問題)と“Health Issues”(健康問題)を取り上げ、グループ内で意見交換し、様々なアイディアを出し合いました。この演習を踏まえ、12月11日に行われる第2回サミットでは、地球規模の課題解決につながる“Japanese advanced technology”について、各自がアイディアを発表することになっています。

ゼミナール研究④(アウトライン発表会)(Aコース)
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 ゼミナール研究の最後となるアウトライン発表会では、各自が研究テーマの設定理由、これまでに実施した調査の概要、調査から分かったこと、今後の留学先での研究内容、課題解決の方向性などについて発表をしました。発表後の質疑応答では、発表者に研究・調査方法について質問したり、研究内容について確認したりするなど、お互いの研究を更に深め合っていました。アウトライン発表会を受けて、12月18日のフォーラムでの事前研修成果発表会では、5人の代表者が各自の研究について発表することになっています。
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11月20日(日)

英語による講義②(Aコース)
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 第2回英語による講義では、第1回に受講した3つの講義以外の2つの講義を受けました。現地校での授業を想定した様々な講義を体験することで、資料をよく見ること、与えられた課題について自分の考えをもつこと、考えを相手に的確に伝えることなどの大切さを学びました。
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 さらに、現地でのゼミナール研究を円滑に進めるため、現地での研究手段や利用できるツール、また、自分の研究について現地の方に説明し、どのように理解と協力を求めていくかについて、英語での演習を通して学習しました。

日本の伝統・文化に関する学習(ABコース)
 NPO日本文化体験交流塾の通訳案内士の方々を講師にお招きし、折り紙、風呂敷を使った体験学習を実施しました。
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 折り紙を使った講座では、折り紙の歴史、種類、魅力等について講義を受けました。演習では、犬、兜、はかま、カードケースなど、外国の方々に人気のある折り紙を作成しました。慣れ親しんだ折り紙のようでもなかなか思うようにいかず、悪戦苦闘する研修生もいましたが、みんな和気あいあいと、楽しく取り組んでいました。また、英語で書かれたテキストを参考にして、ペアになって交互に折り方を英語で説明しあい、海外での日本の文化の発信に向けて準備を進めました。
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 風呂敷を使った講座では、風呂敷の歴史、世界各地の風呂敷、風呂敷の素材や大きさ、運搬方法、包み方や用途などについて講義を受けました。演習では、ペットボトルやティッシュペーパーの箱の包み方やかぶり物としての使用法など、七変化する風呂敷に新たな魅力を見出すとともに、地球環境にやさしい道具の一つであることを再確認しました。

11月23日(水)

英語実践演習⑥(Aコース)
 英語実践演習最後の回は、地球規模の課題についてアイディアをまとめ発表しました。研修生は、地球の温暖化と再生エネルギーの可能性、絶滅の危機に瀕している生物種と環境保全の問題、戦争と難民や移民の問題など様々な課題を取り上げ、英語でディスカッションを行いました。その後、グループに分かれてディベートを行い、課題に対する理解を深めました。
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 一つのテーマについて考えを深め整理すること、さらにそれを英語で表現し伝えるという訓練を積むことなど、研修生は本演習の目的を十分に理解し、意欲的に取り組んでいました。

異文化オリエンテーション(Aコース)
 留学開始まであと2か月、ホストファミリーや新たな友達とよりよいコミュニケーションがとれるよう、コミュニケーションの意味や手段、実践ポイントを改めて学習しました。言葉はもちろんのこと、身振りや手振り、表情、適切な距離、身なりなどもコミュニケーションのうちであることを理解し、ペアになってよいコミュニケーション、悪いコミュニケーションの具体例を学びました。演習を通して、心地よいコミュニケーションとはどういったことなのかを実感するとともに、お互いの文化や習慣、価値観などの様々な違いを理解し、尊重し、そして楽しむ、ということが異文化理解の秘訣であることを学びました。
 午後に実施した渡航前オリエンテーションでは、保護者の方と一緒に留学の心構えや準備について説明を聞いたり、留学先国別に分かれて、現地の様子や学校生活について話を聞いたりしました。
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