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10月のレポート

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10月2日(日)

日本の歴史に関する学習(都立中央図書館)(ABコース)
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 南麻布の有栖川宮記念公園内にある都立中央図書館を会場にして、日本の歴史に関する学習を実施しました。前半では、東京都教育委員会発行の『江戸から東京へ』の作成に当たった仙田直人先生と宮本久也先生をお招きし、江戸から東京へ移り変わる歴史的事象について、本資料を基に解説を聞きました。都内の旧跡地や観光名所となった背景や、江戸の歌舞伎から現在の歌舞伎への変遷、相撲の今と昔など、日本を象徴する素材について、研修生は興味深く聞き入っていました。
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後半は、中央図書館所蔵の錦絵や切絵図、書籍などを先生方の解説を聞きながら鑑賞しました。研修生は、当時を描写した絵を覗き込んでは、江戸情緒を楽しんでいました。体験的学習では、中央図書館職員の方から、検索用Webサイト『江戸・東京デジタルミュージアム』の活用方法を学びました。江戸の庶民が相撲や歌舞伎を楽しんでいる様子や、幕末・維新当時の動乱の様子、我が国が世界に伍していこうとする様子などを実感するとともに、留学先においても日本の伝統文化や歴史についてどのように説明することができるかを学習しました。研修の最後には、本日の学習のまとめとして、「江戸から東京へクイズ」を実施し、正解上位者には相撲の番付表が渡されました。そして、この日の学習は、次回「江戸城の遺構と日本橋界隈の歴史巡検」へとつながっていきます。

10月10日(月)

日本の歴史に関する学習(歴史巡検)(ABコース)
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 肌寒い曇天の日、日本橋をスタートに皇居までの歴史巡検を実施しました。前回、都立中央図書館で解説していただいた仙田直人先生と宮本久也先生の解説を聞きながら、3時間に及ぶ今に生きる東京の街並みと江戸の昔の歴史を体感しました。研修生は、ポイントごとに『江戸から東京へ』や古地図、資料冊子と現物を見比べ、違いを探したり、史跡や歴史的建造物の解説を聞いて、驚いたり納得したりと新たな発見にメモをとったり、質問をしたりして、半日かけて江戸から東京への移りゆく日本の歴史に理解を深めました。
 史跡や建造物では、中央図書館で鑑賞した日本橋の浮世絵と同じ場所に立ち、江戸時代から受け継がれてきた店の並び方や位置、碁盤の目のような配置の日本橋通りも、当時のままで変わらないことを知りました。約17メートルの複製絵巻『熈代勝覧(きだいしょうらん)』からは、江戸時代の町民文化を、東京駅の駅舎からは、西洋建築と和の融合の象徴を、江戸城の石垣からは、日本独自の高度な技術を感じ取ったり、見たりすることができました。日本人は歴史的な建物やその他の遺産を現代に受け継ぎ、近代的な技術を創造するとともに、伝統的なものを取り残す技術をも発展させていることを学びました。
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 また、常盤橋公園では、「私利を追わず公益を図る」の考えを生涯貫き、日本の経済界の基礎を築いた渋沢栄一の銅像、江戸城本丸の天守台では、江戸城の天守閣を焼失した後、城下復興のために富を投げ打った4代将軍徳川家綱やそれを進言した会津藩主保科正之、忠臣蔵の舞台となった江戸城の松の廊下では、家臣に慕われる政治を摂っていた赤穂藩主の浅野内匠頭、など、歴史上の人物からは、日本人の力強さ、考え方、リーダーに求められる資質など、多くのことを学びました。
 江戸から東京へ移り変わる歴史的事象を巡り、実際に見て学ぶことの大切さを知ると同時に、新しいものを受け入れつつ、古いものも大切にする心が生かされている街、東京の良さを改めて認識する機会になりました。

10月23日(日)

ゼミナール研究③(Aコース)
 ゼミナール研究③では、「ゼミナール研究アウトライン」を完成させました。前半では、班ごとに4名一組のグループに分かれ、各自のテーマについてディスカッションをしました。お互いのフィードバックを得ながら、各自が自分のテーマをどう追究していくか、整理しながらアウトラインを完成させました。後半では、次回のゼミナール研究アウトライン発表会に備えて、一人ずつがリハーサルを行いました。聞き役の研修生は、アドバイス・シートを活用し、内容とともに、発表の態度や話し方、声の大きさなど、お互いの発表がよりよいものとなるようコメントを伝え合いました。本番の発表会では、一段と磨かれた発表が繰り広げられることが期待できる研修となりました。
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日本の歴史に関する学習③(Aコース)
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 第3回日本の歴史に関する学習では、「バブル経済、冷戦の終結、そして現在・未来へ」を、我が国は、国際社会でどのような役割が求められているのか、現代社会の課題にはどのようなものがあるか、を主題とし、事前課題でまとめてきた自分の考えを基に班別協議を行いました。協議を通して、研修生は、更に「国際社会の中の日本」と「現代社会の課題」に対する意識を高めるとともに、将来、その中心となる立場や役割を担っていく自分の姿をイメージすることができました。
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10月30日(日)

英語実践演習④(Aコース)
 英語実践演習④では、英単語学習、ウォームアップ・実践会話、ディスカッションに取り組みました。前回までの演習で習得した表現を使って質問や返答を行ったり、身の回りの事柄について情報量を増やしたりするなど、表情やアイコンタクト、ボディランゲージも織り交ぜながらやり取りをしました。今回のディスカッションのテーマを、「Will books eventually be replaced by electronic media?」と題し、書籍が電子化する今日、紙媒体と電子媒体の共存について、事前のエッセイを踏まえた意見交換を行いました。研修生の様子からは、スムーズなコミュニケーション、積極的な発言、講師との自然なやり取りなど、演習4回の積み重ねを感じることができました。

国際交流サミット①(Aコース)
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 国際交流サミットでは、各国からの留学生20人と研修生が交流しながら文化交流をし、更に研修生は、英語を使って日本を発信することを目指しています。第1回では、アジア・アフリカ・ヨーロッパ・アメリカなどからの留学生が、民族衣装などを用いながら多様な自国文化を紹介してくれました。
 また、第1回のテーマを「日本文化」とし、研修生によるプレゼンテーションでは、グループごとに、祭り・歌舞伎・折り紙・武道などの日本文化を、衣装、小道具などとともに工夫を凝らして発表しました。その後、「世界から見た日本文化」、「日本文化の力(ソフトパワー)について考える」をテーマにディスカッションを行いました。
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 プレゼンテーションやディスカッションを通して、日本文化に対する知識や理解、様々な視点から見える日本文化の捉え方の違い、よさ、又は新たな発見など、これから留学する研修生にとっては、現地での日本発信のヒントとすることができました。
 研修の最後に、「英語がよく理解できないときは」「友達が欲しいときは」など、留学時におけるケーススタディを留学生とともに解決策を話し合いました。研修生は多少緊張しながらも、積極的に留学生たちとの英語での交歓を楽しんでいました。
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