9月のレポート
9月19日(月)
英語実践演習②(Aコース)
第2回英語実践演習では、研修生5人と一人のネイティブ・スピーカーの講師で編制される少人数グループの演習を行いました。
はじめに、一人ずつ自己紹介をし、互いに質問を交わしてグループのメンバーと打ち解けあいました。
次に、ホームステイをイメージした二つのスキットに取り組みました。一つは、「買い物」の場面、もう一つは、「断り方」です。”yes”、 ”no”だけでなく、理由や代案を伝える表現などを交えてスキットを作っていきました。
最後に、ディスカッションに取り組みました。事前に与えられたエッセイを読み、三つのクエスチョンについてあらかじめまとめてきた自分の意見をベースに、ディスカッションを行いました。初めてのグループやディスカッションということもあり、発言を躊躇する研修生もいましたが、少しでも自分の考えを伝えようと単語やジェスチャーを使いながら取り組んでいました。
事前研修では、当日の講座だけでなく、事前課題や事後課題にしっかり取り組むことが、学習の効果を高めるということを忘れずに、これからの事前研修に取り組んでいってほしいと思います。
日本の歴史に関する学習(Aコース)
第2回日本の歴史に関する学習では、「第二次世界大戦の勃発から高度経済成長まで」について、日本とオーストラリアの戦い、戦後の諸改革による日本の変化、冷戦下における日本の立場や役割の変化、などを柱に学習を進めました。研修生たちは班別協議を行い、事前に学習してきたことを発表したり、各歴史的事象についての自己の考えをまとめたりして、認識を深めました。全体発表の場でも積極的かつ自信をもって発言していました。
合同研修会(第3期生・第5期生)
第3期修了生と第5期研修生による合同研修会を実施しました。
合同研修会は、海外留学や海外生活を経験したことのある「世界で活躍する社会人」を招き、留学経験や海外での生活経験がその後の進路や生き方に与えた影響について話を聞くとともに、意見交換を行うことによって、第5期生が道場研修生として、留学への目的を明確にし、意欲を更に高めること、また、第3期生が道場修了生として、自身の経験を今後どのように活かしていくかを改めて考え、形にしていく機会とすることを目的に実施しています。
前半の「世界で活躍する社会人」によるパネルディスカッションでは、4人のパネリストがそれぞれ、海外生活を切り拓いて得た「生き様」を、「価値観の違う様々な国の人とつながることによる幸せ」に価値付け、それが現在の仕事につながっているということを話していました。
後半は、第3期生とのグループ、社会人とのグループに分かれ、ワークシートを用いてディスカッションを行いました。第3期生からは留学中の生活(学校、ホームステイ、友人や地域との関係、学習への取組み、進路など)について、社会人の方からは、今日までに至る自身の生活の歩みを聞きました。第5期生の「学習に取り組む姿勢がどのように変わったか。」「日本人としてどのようにふるまったか。」という問いかけに、「英語で話す。英語を使うと英語で考えるようになる。生活を楽しむと英語力が付く。」「留学して、自分を見つめ直しながらも自分を見失わないことが大事。互いの文化を尊重しながら、日本人であることの誇りをもつ。」など、先輩や社会人の方からの回答に勇気付けられました。
まとめに、第3期生、第5期生、社会人それぞれが、「もっとたくさん話したいことがある。」と感想を述べ、「留学」という共通の経験を通して、それぞれの立場でその経験を現在や将来にどのように活かしていくかを考えるよい機会になりました。
9月25日(日)
英語実践演習③(Aコース)
英語実践演習③では、まず、事前課題の60の英単語リストから20問の単語テストを行いました。留学にあたり、授業や日常生活で必要な語彙力を付けるためのものです。
次に、ホームステイをイメージしたスキットに取り組みました。今回のテーマは、ホストファミリーとの初対面の日です。「お互いに何と呼べばよいか」や「家庭でのきまり」を確認したり、食事中に一日の出来事などを話したりする場面です。
ディスカッションでは、「制服を廃止するべきか」というテーマで、事前にエッセイを読み、「賛成」か「反対」かを理由も含めて意見交換しました。研修生は、賛成するときの表現や反対するときの表現を学習しながら、効果的に自分の意見を相手に伝えられるよう発言していました。
ゼミナール研究②(Aコース)
第2回ゼミナール研究では、各自のゼミナール研究アウトラインと活動計画について説明しました。お互いの研究内容について、意見や疑問点を出し合い、討議しました。研修生たちは、活発に意見交換をし、他の研修生からの貴重な意見を参考に、今後の調査・研究に役立てようとしていました。
そして、留学先国の決定により、現地で実施する研究内容の修正も加え、回を重ねるごとに研究を深めています。