8月のレポート
8月3日(水)
英語実践演習①(Aコース)
英語実践演習では、海外での生活や学習に必要な英語力を身に付けるために、外国人講師からディスカッションやプレゼンテーションの方法などを重点的に学びます。
第1回では、プレゼンテーションの基礎として、「Mistakes(人はまちがいから学ぶ。間違うことを恐れない。)」が大切であるという話を聞きました。
続いて、プレゼンテーション・スキルとして、「①Walk & Talk ②Eye Contact ③Gesture(足を動かし、ゆっくりと聞き手に向かってジェスチャーを交えて話す)」の三つのポイントを教えてもらいました。プレゼンテーション・スキルを駆使して、グループごとにテーマを決め、順番に表現豊かに話していました。はじめは躊躇していた動作も次第に大きくなり、すっかりプレゼンターになりきっていました。演習のまとめとして、代表グループが100人の研修生を前にプレゼンテーションを行い、拍手で幕を閉じました。留学への期待に胸がふくらむ研修となりました。
8月7日(日)
異文化理解オリエンテーション①
異文化オリエンテーションでは、オーストラリア、ニュージランド、アメリカ、カナダのそれぞれの留学プログラムのアウトライン、地域の特色、教育制度等についての説明がありました。また、ホームステイでの生活を充実させるポイントについて、食事やその片付け、入浴(シャワー)、洗濯、携帯電話・メール等、具体的な事例を挙げての説明がありました。研修生は、半年、一年後の自分の留学生活に思いを馳せながら真剣に聴き入っていました。
講義(公開プログラム)
辰野 まどか氏(一般社団法人グローバル教育推進プロジェクト(GiFT)専務理事/事務局長)を講師にお招きして、「世界とのつながりで生まれる未来」をテーマに講義を実施しました。研修生は、世界とのつながりをもつためには、第一に「自分を知ること」、第二に「相手を知り受け入れて共感すること」、第三に「様々な人と共にテーマに取組み成果物を創ること」、そして「社会に参画し還元すること」が、自分を変え、より良い世界を作るために大事であることを理解しました。
研修生は、講義を受けて「留学中に自分の知らない世界に囲まれて戸惑うのではなく、日本とは違う文化や習慣を受け入れ、自分の新たな考え方や価値観を発見したい。」「留学を経験してから夢への選択肢を広げていくという方法を知った。」など、感想を述べていました。
講義の後、ミニワークショップを行いました。はじめは緊張していた研修生も話が進むにつれて、自分の将来や積極的に体験したいこと、世界で活躍してみたいことなど、互いに自分の10年後の姿や想いを語り合いました。
最後に、研修のまとめとして、「自分の将来のために、留学というチャンスをどのようなものにしたいか。」「充実した留学にするために、これからどのような取組をするか。」の二つのテーマで討論を行いました。討論後、研修生は「留学を通して、自己の課題を克服し、固定概念を崩すことで新たな自己の価値観を作りたい。」「次世代リーダー育成道場の仲間と語り、つながりや志を大切にしながら、よりよい社会・未来を作っていきたい。」など、留学への大きな期待や抱負を述べました。
8月28日(日)
日本の歴史に関する学習(Aコース)
日本の歴史に関する学習は、明治維新から今日までの我が国の近現代を世界の動きと関連させて理解し、自分の言葉で表現できることをねらいとした講座です。第1回では、「日清・日露戦争から第二次世界大戦前夜まで」を、我が国の国際的地位の向上、我が国と近隣諸国との関係の変化、アメリカとの関係の変化、我が国が植民地にならなかった要因、などを柱に学習しました。研修生たちは事前に学習してきたことを班別に協議したり全体で発表したりして、認識を深めました。
ゼミナール研究①(Aコース)
Aコースでは、ゼミナール研究が始まりました。1班20人編制のグループごとに、各自が取り組んでいく研究について説明し合うとともに、意見や疑問点を出し合い、討議しました。最後にグループごとに代表者が討議の内容を全体に発表しました。研修生たちは、そこで出された意見を参考に自分のテーマに対する現状や課題を再認識し、研究をより深めていくことになります。