去年より18日遅く梅雨明け宣言された二日後の平成28年７月31日（日）、次世代リーダー育成道場第４期生Ｂコース研修生99名のアメリカ合衆国留学への出発式とオリエンテーションを挙行しました。

 出発式は教職員研修センター視聴覚ホールで、研修生の家族、学校関係者など多数が臨席する中、厳かに執り行われました。呼名された研修生の自信に満ちた態度に、異なる文化・習慣での留学生活を乗り越えられると確信しました。
 東京都教育委員会からは「事前研修で身に付けた英語力、課題解決力、日本の歴史や伝統・文化など、留学するために必要な基本的な力をもって東京及び日本を代表する『大使』としての役割を担ってほしい。」「今、胸に抱いている高い志、これまで積み重ねてきた研修成果や努力に自信をもち、健康に十分留意して頑張ってきてください。」との激励の言葉が送られました。
 また、現地関係機関の方からは「現地では、研修生の皆様をコーディネーターがサポートいたします。安心してください。そして、たくさんのチャレンジをしてください。」との御挨拶をいただきました。
 研修生代表の言葉では、保護者、学校関係者、東京都教育委員会への感謝の言葉とともに、「事前研修で得た積極的になることの大切さ、自分の考えをもつことの大切さを忘れず、どんな困難も乗り越えていきたい。」「都立高校生の代表として自覚と留学への志を忘れずに、一回りも二回りも成長して帰ってこられるように頑張ります。」と、留学への強い決意を表明しました。

 オリエンテーションは、出発式の前後に行われました。前半では、ゼミナール班ごとに分かれ、留学直前の自己の想いや決意を「自分への手紙」に託しました。更に一人一人の留学への想いや決意を１分間で表明しました。研修生の多くは、挑戦・努力・自立・新しい自分・自分を試す・負けないなど、自信に満ちた言葉で力強く表明しました。後半は、留学先のアリゾナ州とミシガン州に分かれてのオリエンテーションが行われ、留学先の州の紹介・学校生活の話、ゼミナール研究の演習、留学中の報告や出発に際しての準備・注意事項などの説明を受けました。研修生は出発直前の話に真剣に聞き入っていました。

 国内での全ての事前研修が終了し、アリゾナ州に留学する研修生55名は8月4日（木）に、ミシガン州に留学する研修生44名は8月26日(金)に成田空港を出発しました。