日本の歴史学習(Aコース)/ゼミナール①(Aコース)/講義①(公開プログラム)
【日本の歴史学習(Aコース)】
8月2日(日)午前の前半は、第1回の日本の歴史学習が行われました。この講義では、研修生が留学先で日本の歴史について説明できるよう、研修を行います。研修生は動画を自宅で視聴した上で、事前課題を行い、講義に臨みます。講義では、グループ内での発表や意見交換を通して、歴史的事象に対する思考・判断・表現する力の向上を図ります。
今回は、「日清・日露戦争から第一次世界大戦前夜まで」を学習しました。「なぜ、日本の国際的地位が向上したのか。」「どのようにして、我が国で近代産業が発達し資本主義経済の基礎が固まったのか、また、どのような近代文化が形成されたのか。」をテーマに、研修生は活発に意見交換を行い、近現代史に関する知識を深めました。
【ゼミナール①(Aコース)】
8月2日(日)午前の後半は、第1回のゼミナールが行われました。ゼミナールでは、自ら設定した課題について調査・研究し、成果を発表することを通して、主体的に探究する態度と能力を身に付けます。
今回は、研修生が持ち寄った研究テーマの優れた点と疑問点・問題点について、付箋紙を使ってグループ協議をしました。他の研修生の意見を聞くことで、自分の研究テーマを客観的に考えることができました。研修生は、8月に次世代リーダー育成道場研修研究支援専門員の先生と個人面談を行い、調査研究の事前準備を更に進めていきます。
【講義①(公開プログラム)】
8月2日(日)午後は、ザ・リアルリアル株式会社代表取締役社長 藤井清孝氏をお招きして、「若者よ、世界に羽ばたけ!」をテーマに、藤井氏が海外でビジネスを展開されてきた豊富な経験をもとに、留学をする価値やグローバルリーダーの意味についてお話いただきました。今回の研修は、公開プログラムとなっており、次世代リーダー育成道場研修生の保護者や一般都民の方も多数参加されました。
藤井氏からは、グローバル人材とは、自分のやりたいことを日本でも、日本以外の環境でもできる人であり、「自分を知る」ことがグローバル人材への第一歩であるというお話がありました。また、「次世代リーダーへのメッセージ」として、「情熱」と「自信」をもつこと、新しいことへ挑戦する勇気をもつこと、多様性は強さの源泉であること等、研修生への激励の言葉をいただきました。これから留学し、次世代リーダーとは何かを考えていく研修生にとって、非常に貴重な講演でした。
質疑応答の時間では、リーダーとして、大人数をまとめるために必要なことや日本人の誇るべきところ等、研修生から質問が出されました。藤井氏からは、大きな目標をもって、組織のメンバーとコミュニケーションを取ることが大事であること、どの仕事でもプライドをもって仕事をしていることを誇りに思うこととのお話があり、熱心にメモをとる研修生の姿が見受けられました。
講演後、研修生は「次世代リーダーに必要な資質・能力とは何か」についてグループディスカッションを行いました。研修生からは、寛容性や多様な価値観を認めること、自信をもって発言し、行動すること等の意見が出され、次世代リーダーとは何かを考える良い機会になりました。