英語による講義②と日本の歴史学習⑤
12月15日(日)は、英語による講義②と日本の歴史学習⑤が行われました。
英語による講義②では、1クラス10人編成で留学先の授業を想定した模擬講義を受講しました。今回は、"An Intorduction to Biology"や"DNA Microarray Technology”、"The Solar System and the Mars"など、科学系のトピックについて学びました。一度は日本語で習ったことのある内容ですが、英語になると単語が理解できず、戸惑った表情を見せる研修生もいましたが、単語やノートの取り方などを一生懸命学んでいました。
7月から事前研修で英語でのコミュニケーション、プレゼンテーション、ディベートなどを学んできた研修生にとって、今回が最後となる英語の学習で、「今までよりも、理解できるようになった。」「今までは躊躇していたが、意見を言えるようになった。」など、成果を実感できている様子でした。日本の歴史学習⑤では、都立三鷹高等学校・三鷹中等教育学校の仙田直人校長先生と都立西高校の宮本久也校長先生を講師に迎え、それぞれ2グループに分かれて歴史散歩「江戸城の遺構と日本橋界隈のフィールド・ワーク」と題した日本の歴史学習を行いました。
研修生は、東京都が独自に作成した日本史の教科書「江戸から東京へ」を参照しながら、皇居東御苑、丸の内、東京駅、日本橋の各エリアを廻りました。両校長先生がそれぞれの場所の歴史を説明すると、研修生は今の街並みからは想像できない、と驚きながらも、当時に想いを馳せながら熱心にお話を聞いていました。
日本橋から江戸橋にかけての日本橋川沿いには、幕府や江戸市中で消費される鮮魚や塩干魚を荷揚げする「魚河岸」があったことや、東京駅が皇居の正面に設置され、皇室専用貴賓出入口が作られたことなどを校長先生方が説明され、研修生たちは目を輝かせて、いつもは何気なく通る場所から様々なことを学ぶことができました。