講義① 日本の歴史学習(講演) 日本伝統芸能体験(歌舞伎・講義)
9月1日(日)は、世界で活躍する講師による講義 第一回及び日本の歴史学習Ⅰ、日本の伝統・文化Ⅱの講義を行いました。
初めに基調講演として、株式会社国際ビジネスブレイン 代表取締役社長 新 将命氏に「次世代のグローバル・リーダーに期待すること」~グローバルの舞台で戦える人財になるための必須条件~というテーマで御講演いただきました。
新先生からは、具体的に優れた世界人(グローバリスト)の4条件、コミュニケーション能力の大切さ、日本人に足りないとされる世界を舞台にしてのユーモアのセンスや自己主張、そして何よりも「情熱」をもち続けながら切磋琢磨できる仲間と出会うことが重要であるというお話をしていただきました。特にリーダーに求められる情熱の型(“自燃型”ד点火型”を併せもった人物)を目指す研修生たちにとって、改めてこれからの日々の過ごし方や目標設定を考える機会になりました。日本の未来を引っ張っていく世代の研修生に対し、激励の意を込め、力強いお言葉を頂戴しました。
第二部は、五大陸ドラゴン桜e-Educationプロジェクト代表 税所篤快氏に「五大陸ドラゴン桜~最高の授業を世界の果てまで届けよう。~」というテーマで御講演いただきました。御自身の体験をもとに高校時代のターニングポイント、仲間との絆、貧しい国の若者に教育を配信することに対する熱意を熱く、具体的に語っていただきました。世界を舞台に活躍し、年齢的に近い世代の代表として税所氏に御登壇いただきましたが、研修生たちの心には深く響いた様子でした。留学を通して体験する事をどのように将来の夢につなげていくか、また、将来の夢を叶えるには今から何をするべきなのか、などを考え始める良い機会になったようです。最後の質疑応答の時間には、多くの研修生から税所氏に様々な質問が出されました。
第三部は、日本の歴史学習の一環で、時代考証家 山田順子氏に「江戸」をテーマに御講演いただきました。江戸の町並みや人々の他に、海外で現地の人によく聞かれる「忍者」のことや御自身のフランス留学体験談、また、御自身のお仕事の内容をお話しいただきました。研修生たちは、普段聞くことのできない時代劇やドラマの裏側や、江戸時代のルール、その他の細かい日常生活のことを興味深そうに聞いていました。日本に一人しかいない時代考証家のお話を聞き、「専門職につく」ということに対しても興味をもった研修生も少なくないようでした。
後半は、歌舞伎のイヤホンガイド解説者 高木秀樹氏による日本の伝統・文化「歌舞伎」の講義が行われました。「歌舞伎の歴史と歌舞伎の楽しみ方」というテーマで、歌舞伎の歴史や特徴、知っておいた方がよいポイントなどをわかりやすくお話しいただきました。研修生たちは、9月22日の歌舞伎鑑賞が一層楽しみになったようです。
本日の講義は、研修生にとって大変刺激的な内容であり、多くを学べる機会になりました。